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help リーダーに追加 RSS 「麦ふみクーツェ」 いしいしんじ

<<   作成日時 : 2005/08/15 00:03   >>

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麦ふみクーツェ
いしい/しんじ著
新潮社 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
数学教師の父とティンパニストの祖父とのささやかな生活。しかし紳士と人から慕われる祖父は、音楽となると常軌を逸したところがあった…。音楽家を目指した少年のビルドゥングスロマン。


いしいさんはすごいなあー。
なんかこの歳でもこうやって素直に「すごい!」と思える人と出会えるのっていい。

まだ二作品しか読んでませんが,いしいさんは「流浪の民」っぽい人たちを
描くことが多いように思います。
そのせいか,また違う理由からなのか。いしいさんの作品は本当に
先がよめない。
そりゃもうびっくりするほどです。
最後までえ?え??そうくるの??
という感じ。

そして話も,辛いことや苦しいことも,きちんと書いてる上で,それでも
読後感はいい…
というかもう感動すら覚える。天才なんじゃないですか。


今回の作品で心に残ったのは,主人公の先生(チェロ弾き)の言葉。

「へんてこはめだつ。めだっていっそうひどいめにあうかもしんない。
でもそれでも,へんてこはわざをみがかなくちゃなんない。」

それに主人公のねこはこう答えます。

「それは,それがつまりへんてこさに誇りをもっていられる,
たったひとつの方法だから」


あたしもわりとへんてこだと思って(そして実際に言われて)来たので
その言葉は心の手の届かない場所にしみこんでいくようでした。
そう,へんてこはわざをみがかなくちゃならない。誇りを失わないためにも。



一作一作結構長いけど,最後まで描ききることはなくて,読者にその後を
想像させる感じなのもまた心にくいです!


すごい!すごい!!
とにかくこの一言です。

最近文庫になって,手に取りやすい値段になってますので未読の方はぜひ!
正直昼飯一回抜いても読む価値はありますよ。
さて,あたしは次どれを読もうかな…

麦ふみクーツェ
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麦ふみクーツェ [いしいしんじ]
麦ふみクーツェいしい しんじ理論社 2002-06 舞台は、どこかある島の港町。「ぼく」は「父さん」と「おじいちゃん」とそこに暮らしています。(この物語、固有名詞はひとつも出てこないのです。)主人公はみんなに「ねこ」と呼ばれています。とても背が高く身体が大きい彼は、世界からはじかれてしまったような思いをいつも感じています。 ...続きを見る
+ ChiekoaLibrary +
2005/08/15 12:26
麦ふみクーツェ*いしいしんじ
☆☆☆・・とある港町で、数学者の父とティンパニストの祖父と暮らす≪ぼく――ニックネームは、ねこ≫をとりまく物語。 とん、たたん たたん、とんと聞こえるのは、クーツェが黄色い土煙を上げて麦を踏む音。ぼくの夢の中でとか、耳の奥から、胸の深いところから ことあるごとにその音& ...続きを見る
+++ こんな一冊 +++
2005/08/15 17:04
『麦ふみクーツェ』 いしいしんじ
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麦ふみクーツェ いしいしんじ
『麦ふみクーツェ』 いしいしんじ 2003年第18回坪田譲治文学賞 (「BOOK」データベースより) 音楽にとりつかれた祖父と、素数にとりつかれた父、とびぬけて大きなからだをもつぼくとの慎ましい三人暮らし。ある真夏の夜、ひとりぼっちで目覚めたぼくは、とん、たたん... ...続きを見る
風味絶佳な日々―読書日記―
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コメント(2件)

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クーツェ、いいですよね…。単行本買っちゃったんですけど、文庫も買いそうないきおい…。解説は栗田さんだし!
chiekoa
2005/08/15 12:27
いや,ほんとにいいですね。
いしいさんの作品は途中辛いところもあって,
ああもう諦めようかな…と思うこともあるんですが
毎度読み切るたびに感動が。
文庫解説,栗田さんなんですね。
わたしも買ってしまうかも。
mamimix
2005/08/15 15:58

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