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内容説明 数学教師の父とティンパニストの祖父とのささやかな生活。しかし紳士と人から慕われる祖父は、音楽となると常軌を逸したところがあった…。音楽家を目指した少年のビルドゥングスロマン。 いしいさんはすごいなあー。 なんかこの歳でもこうやって素直に「すごい!」と思える人と出会えるのっていい。 まだ二作品しか読んでませんが,いしいさんは「流浪の民」っぽい人たちを 描くことが多いように思います。 そのせいか,また違う理由からなのか。いしいさんの作品は本当に 先がよめない。 そりゃもうびっくりするほどです。 最後までえ?え??そうくるの?? という感じ。 そして話も,辛いことや苦しいことも,きちんと書いてる上で,それでも 読後感はいい… というかもう感動すら覚える。天才なんじゃないですか。 今回の作品で心に残ったのは,主人公の先生(チェロ弾き)の言葉。 「へんてこはめだつ。めだっていっそうひどいめにあうかもしんない。 でもそれでも,へんてこはわざをみがかなくちゃなんない。」 それに主人公のねこはこう答えます。 「それは,それがつまりへんてこさに誇りをもっていられる, たったひとつの方法だから」 あたしもわりとへんてこだと思って(そして実際に言われて)来たので その言葉は心の手の届かない場所にしみこんでいくようでした。 そう,へんてこはわざをみがかなくちゃならない。誇りを失わないためにも。 一作一作結構長いけど,最後まで描ききることはなくて,読者にその後を 想像させる感じなのもまた心にくいです! すごい!すごい!! とにかくこの一言です。 最近文庫になって,手に取りやすい値段になってますので未読の方はぜひ! 正直昼飯一回抜いても読む価値はありますよ。 さて,あたしは次どれを読もうかな… 麦ふみクーツェ
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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麦ふみクーツェ [いしいしんじ]
麦ふみクーツェいしい しんじ理論社 2002-06 舞台は、どこかある島の港町。「ぼく」は「父さん」と「おじいちゃん」とそこに暮らしています。(この物語、固有名詞はひとつも出てこないのです。)主人公はみんなに「ねこ」と呼ばれています。とても背が高く身体が大きい彼は、世界からはじかれてしまったような思いをいつも感じています。 ...続きを見る |
+ ChiekoaLibrary + 2005/08/15 12:26 |
麦ふみクーツェ*いしいしんじ
☆☆☆・・とある港町で、数学者の父とティンパニストの祖父と暮らす≪ぼく――ニックネームは、ねこ≫をとりまく物語。 とん、たたん たたん、とんと聞こえるのは、クーツェが黄色い土煙を上げて麦を踏む音。ぼくの夢の中でとか、耳の奥から、胸の深いところから ことあるごとにその音& ...続きを見る |
+++ こんな一冊 +++ 2005/08/15 17:04 |
『麦ふみクーツェ』 いしいしんじ
不思議な感覚の、お話でした。 日本なのか外国なのか、今なのか昔なのか、 不思議な雰囲気と、そして浮遊感のある物語。 ...続きを見る |
*モナミ* 2006/12/28 19:41 |
麦ふみクーツェ いしいしんじ
『麦ふみクーツェ』 いしいしんじ 2003年第18回坪田譲治文学賞 (「BOOK」データベースより) 音楽にとりつかれた祖父と、素数にとりつかれた父、とびぬけて大きなからだをもつぼくとの慎ましい三人暮らし。ある真夏の夜、ひとりぼっちで目覚めたぼくは、とん、たたん... ...続きを見る |
風味絶佳な日々―読書日記― 2007/11/09 21:34 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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クーツェ、いいですよね…。単行本買っちゃったんですけど、文庫も買いそうないきおい…。解説は栗田さんだし! |
chiekoa 2005/08/15 12:27 |
いや,ほんとにいいですね。 |
mamimix 2005/08/15 15:58 |
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