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zoom RSS 「南方署強行犯係 黄泉路の犬」 近藤史恵

<<   作成日時 : 2007/02/04 20:13   >>

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黄泉路の犬
黄泉路の犬
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1.26
近藤 史恵著
徳間書店 (2005.9)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
パシリでヘタレな新米刑事・圭司と、唐突で愛想なしの女性刑事・黒岩のコンビが、今度は愛犬誘拐の犯人に迫る。アニマル・ホーダーの心の闇。犬と猫たちを必要以上に愛してしまった人たちの悲劇とは…。シリーズ第2弾。

前回が狼で、今回は犬。
動物つながりで続けていきたいシリーズなんだろうか…しかし動物がモチーフになっているからといって、内容が心温まるものであるかと聞かれるとそういうわけでもなく。
どちらかというと、人の心の闇を描いているので結構ずどんと重く残ります。でもそこは近藤さんの筆力のなせる技か、重いだけで終わったりはしないんですけど。

今回は動物愛護や、捨て犬や捨て猫を許容量以上に飼い集めてしまう‘アニマル・ホーダー’なる人々について詳細な記述がされてます。とても興味深く読みました。
そして読んでいるうちに厭世観みたいなものがじわ〜〜っと……。
動物を捨てる人は、一旦は動物を飼った事がある人たちで、決して動物嫌いじゃないっていうのはなんというか…やりきれないものがありますね。
確かに嫌いだったら最初から近付かないし、飼わないもん。
いっそそっちの人たちのほうが正しい(正しいとか正しくないとかいう問題じゃないけど)と思ってしまいます。

今回も事件自体は、きっと大犯罪なんかとくらべたらささやかで。
でもそれでも中身は非常に濃いものがあります。
そして登場人物たちは、相変わらずみないい味を出しているので彼らのかけあいを見るのは楽しかったです。

結構楽しいシリーズだと思うんですが、あまり人気がないようなのはなんでなのか……。
個人的にこの上記内容説明のあんまりさも一役かってる気がするのはわたしだけ?

黄泉路の犬
黄泉路の犬 (トクマ・ノベルズ 南方署強行犯シリーズ)

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