内容説明 出産にはいくつものストーリーがあり、悩みと笑い、迷いと決定が詰まっているのだろう。だめ妊婦、ばんざい! 天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の「私」をめぐる、切ないマタニティ日記。書き下ろし小説。 好きだった箇所(225P) ―ずっと経ったいつか、私は懐かしく思うんだろうか。 それまでいた場所のこと。そこで、意味もなく泣いたり、夫につっかかったり、昔の恋人を思い出したり、トイレに立てこもったり、悪夢にうなされたり、父の影に怯えたりした、そういうこと全部懐かしく思い出すのだろうか。 読む前の知識で、なぜかロッカーのお母さんの出産日記だと思い切り勘違いしてました。それはそれでおもしろそうだけどな。で、ええと。このお話は、なんかうっかり妊娠してしまっておなかのなかにいると言われてもイマイチぴんとこなかった、母性本能もどこいったやら……という不安満載のある女の人の、出産前までの日記、という形になってます。 とまどいながらも、でもだんだんおなかが大きくなったり、妊娠したせいなのか変な動作をするようになったり、母親学級に行ってなじめなかったり。この主人公はどっかで「ダメ妊婦」と評されてましたが、もしいつかあたしが妊娠したらきっとこんなだわ〜と思いました。それでも一日一日積み重ねていく中で、本人もそうとはわからないうちに、だんだんとおなかの子に対する愛情とかいろんな感情が湧いてきてました。そのへんの展開もすごくスムーズ。 夫もいい人だしな〜〜角田作品の男性って基本的にダメなタイプが多かったですが、最近はこんなキャラも書くんですね。ていうか本当にいい人だったよ。いいお父さんになりそうだし。 読んでいくうちに、じわじわと主人公も味わってるだろう幸福感でいっぱいになっていきます。 素敵な日記だ。 書いている最中はあまりそのあとのこと考えてないだろうけど、今後、子供が反抗期に入ったり、自立したり、結婚したりする節目なんかに取り出して読むとよさそうな日記でした。 寝る前に軽く読んで眠ろう……と思っていたのに、気づいたら読破してました。 いいなぁこの話。妊娠してない人も、したことある人も、今現在妊娠している人にも楽しめると思います。 最近は連続月で新刊出したり、一か月に2冊も出てたりと角田さんの勢いがすごいです。そしてすごければすごいほど、追っかけてるファンの懐も大変なんだろうな〜〜としみじみ思います。 そんなに多作で、クオリティが落ちてたりするんじゃないの? このフレーズ前にも見たよ……とかなるんじゃないの?と思っていたら、これ。 本当にすごいなと思いました。侮ってごめんなさい。やっぱ角田さん、大好きです!! 予定日はジミー・ペイジ
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「予定日はジミー・ペイジ」角田光代
予定日はジミー・ペイジ 角田 光代 ...続きを見る |
ナナメモ 2007/11/03 08:51 |
予定日はジミー・ペイジ 角田光代
装画・挿画は角田光代+唐仁原教久。装幀は唐仁原教久。書き下ろし。 おめでたですよと医者に言われて、めでたいですかねえと訊き返してしまった私=書き手のマキ。妊娠に戸惑い、夫が喜ぶ姿にも実感が持てない。「誕生 ...続きを見る |
粋な提案 2007/11/04 01:50 |
予定日はジミー・ペイジ*角田光代
予定日はジミー・ペイジ(2007/09/01)角田 光代商品詳細を見る 〈4月×日/性交した。夫はすぐに眠ったが私は眠れず、起きて服を着て、ベランダにいって煙草を吸った。日中は雨が降ってい... ...続きを見る |
+++ こんな一冊 +++ 2007/11/26 06:38 |
2007年を回想してみたら
どうもこんにちは。あっという間に年末ですな。 去年はあわあわしててできなかった、今年を振り返って記事です。 優柔不断な性格ゆえにベスト10冊!とかできないので、10冊に留まらずよかった本をずらりと並べることにしました。 ...続きを見る |
今日何読んだ?どうだった?? 2008/01/01 22:05 |
「予定日はジミー・ペイジ」角田光代
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本のある生活 2008/01/30 16:34 |
予定日はジミーペイジ<角田光代>−(本:2008年100冊目)−
予定日はジミー・ペイジ # 出版社: 白水社 (2007/9/1) # ISBN-10: 4560091005 ...続きを見る |
デコ親父はいつも減量中 2008/08/08 00:33 |
『予定日はジミー・ペイジ』 角田 光代 白水社
予定日はジミー・ペイジ ...続きを見る |
みかんのReading Diary♪ 2009/01/27 01:07 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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まみみさんが好きだって書き出していた部分、いいですよね。 |
なな 2007/11/03 08:53 |
好きなフレーズがぽつぽつとあったんで、どれにしようか迷ったんですけどやっぱこれかなって。でも抜き書きしただけだとこの言葉のよさがあまり伝わらないかも……まず作品を読んでもらわないと。 |
まみみ 2007/11/03 11:10 |
『八日目の蝉』『ロック母』と母モノが続いてるなぁって思ったりしてました。 |
藍色 2007/11/04 01:49 |
「八日目の蝉」も母ものなんですね。なんだか重そうで敬遠してましたが、3部作ならば読まねば!…いつか。たぶん「ロック母」の題名のイメージからロッカーのお母さんを想起したんだと思いますが…ほんとにあったら読んでみたいですね^^ |
まみみ 2007/11/04 21:02 |
みなさんのコメントを読んで考えてみると、母にもいろいろいるんだなぁ・・・と思いますね。 |
ふらっと 2007/11/26 06:44 |
人の数だけ母がいますもんね。そう考えるとちょっとすごいです。 |
まみみ 2007/11/27 16:56 |
まみみさんが抜き出した部分、私も好きです。時間が経ってしまうと辛かったことも悲しかったことも全部懐かしくて優しい記憶になっちゃうんですよね。きっと主人公は節目節目にこの日記を読んで、懐かしがったり、昔の気持ちを思い出してがんばろうって思ったりするんだろうなって思いました。 |
june 2008/01/30 16:44 |
記憶ってあとで変えられていきますよね。いい方にも悪い方にも。なのでこういう日記があると、当時の記憶をそのまま思い出せそうな気がしてすてきだなって思いました。 |
まみみ 2008/01/30 20:43 |
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