内容説明 この「ドキドキ」って、勘ちがい!? 最初は美大の学食でのこと。そして、その後もそれからも。私、この人と結婚…と、思ってしまうのは妄想? 表題作のほか、男性の勘ちがいを描く「ケイタリング・ドライブ」も収録。 前回は「男より家」って話で、今回は上のような内容の話で。 だんだんなんだか難しいところを突いてくるお話を書くようになってるような。 前に雑誌の対談で、中島さん自身も結婚してなくて〜〜てなことを言われていたので、フィクションだけど自らの体験とかそういうのを混ぜ込んでるのかもしれないと考えてみたりしました。 この話は20代後半で彼氏いない女性が、なぜか男の人と軽く話したりするだけで「もしかしたらこの人と結婚するかも」と思ってしまう話です。だからと言って猛烈アタックしたりするわけでなく、漠然とそう思うだけで行動はしない。学生時代からの癖(?)だけど今でも妄想はとまらず、今通っている英会話スクールの新しい生徒が気になる……てストーリー。 この主人公が傍から見てイタいと思いつつ、自分自身もなんだか落ち着かない気持ちになりました。恋愛をしばらく休んでいると、こんな風に一人妄想が暴走したり浮足だったりするよね……独り相撲っつーかなんつーか。主人公みたいにすぐ「結婚するかも?」と思うほどではありませんが、程度は軽いけれど似たようなことはやってるかもしれない。ちょっと他人事でないよと自らを省みました。 主人公はラストあたりで、自分の歪みに気づいて自然体に戻れていたのでほっとしました。 もうひとつの短編「ケイタリング・ドライブ」は料理研究家の主人公(男)が、友達に頼まれたケイタリングに向かう車内で、恋愛だの仕事だのについてあれこれ考えるお話です。 ひとりで悶々と考えると煮詰まるよな……しかも寝不足だから、どこかネガティブだし。まっすぐ目的地に向かわずに、SAの食べ物と自分の料理とどっちが美味しいか比べてみたり、突然高速から降りてそのへんの無人野菜販売を探してみたり。ものすごい迷走の果てに彼がどこにたどり着くか読めず、結構おもしろかったです。 全然考えないのもダメだけど、あまり考え過ぎるのもよくないらしい。という教訓をこの2話から学んだ気がします。 この人と結婚するかも
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「この人と結婚するかも」中島たい子
この人と結婚するかも中島 たい子 (2007/09)集英社 この商品の詳細を見る 「この人と結婚するかも」 美大の学食の隅で、働いている美術館で、仕事帰りのスーパーで、「この人と結婚するかも」っていう節っちゃんの直感はいつ& ...続きを見る |
しんちゃんの買い物帳 2007/11/08 18:00 |
「この人と結婚するかも」中島たい子
この人と結婚するかも 中島 たい子 ...続きを見る |
ナナメモ 2007/11/08 19:03 |
この人と結婚するかも 中島たい子
装画は松尾たいこ。装幀は川上成夫。初出は「すばる」。2編収録。 ・この人と結婚するかも 語り手の私、北原節子は28歳で私立美術館の学芸員。出会った男性に、この人と結婚するかも、と思ってしまう日々。小学校からの幼な& ...続きを見る |
粋な提案 2007/11/09 01:46 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ちょっと遠くに行ってしまった中島さんが、ついに帰ってきてくれましたね。これを待ってたんだよなあ。ダメな人が自分とリンクして、アチャー、となりながらも、笑わせてくれる。言葉のセンスもキラリでした。今後も本書や「漢方」のように、人物中心に描いて欲しいもんだ。 |
しんちゃん 2007/11/08 18:08 |
中島さんの物語は「そうなんだよ…わかる!わかる!私もだよ」っていうのが文章のどこかにあって毎回楽しみです。 |
なな 2007/11/08 19:02 |
考えていることがわかりすぎて、イタタってなっちゃいました。 |
藍色 2007/11/09 01:45 |
>しんちゃん |
まみみ 2007/11/10 23:37 |
>ななさん |
まみみ 2007/11/10 23:39 |
>藍色さん |
まみみ 2007/11/10 23:41 |
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