内容説明 一つ一つ、迷ったらいい。歩き続けていれば、日々は色濃くなってゆくものだから…。少女から大人の入り口へ、14歳の少女が誰にでも訪れる当たり前の様な出来事を受け止め、23歳の女性に成長していくまでの姿を丁寧に描く。 2冊目です。 最初の「ドロップス」が結構よかったので、ああいう感じを期待して読んだところ、それを裏切られることなく楽しんで読みました。 上の説明にあるとおり、一人の女の子の成長を描いた作品です。 他の方も言ってましたが、とても地味な主人公でして、他の作品だと「通行人イチ」とかで登場しそうな影の薄さでしたよ。 まあ通行人だろうとなんだろうと、一人ひとりには違う人生があるわけです。 大きな事件とか、強烈な恋愛体験なぞなく、ちょっと内向的でもの静かな女の子の、小さなドラマの数々。それが丁寧に描かれてます。 その地味さゆえか、共感できるところがたくさんありました。 学校で少数人のいい友達とつきあってる感じとか、学食の幻のメニューがどうしても気になって頼んでしまうところとか。 ささやかなことだからこそ、今まで忘れていたちいさな思い出を喚起されます。ああ、そういやあの頃こんなことがあったよ……と、何度か読書最中にトリップ体験をしました。 豊島ミホさんの「夜の朝顔」に雰囲気が似てるかなぁと思います。 読んだのが「私の男」より前でよかったなと思いました。 たぶんあの作品の直後だったら、この物語のゆるりらとした感じがうまく味わえなかったと思うんですよね。いや、別にこの話をけなしているわけではなく。 心穏やかに、ゆっくりと楽しむのにふさわしいお話でした。 グラデーション
|
| << 前記事(2008/01/09) | トップへ | 後記事(2008/01/11)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
グラデ−ション 永井するみ
装画は、順子。装幀は池田進吾(67)。初出「小説宝石」。 主人公、桂真紀が十四歳から二十三歳までの間に体験した出来事、気持ちのあれこれを丁寧に辿っていく物語。目立たず地味で真面目、人見知りで言葉に詰まり気味。母親& ...続きを見る |
粋な提案 2008/01/11 04:25 |
グラデーション*永井するみ
グラデーション(2007/10/20)永井 するみ商品詳細を見る 一つ一つ、迷ったらいい。歩き続けていれば、日々は色濃くなってゆくものだから。14歳の&... ...続きを見る |
+++ こんな一冊 +++ 2008/01/11 06:41 |
グラデーション
JUGEMテーマ:読書 一つ一つ、迷ったらいい。 歩き続けていれば、 日々は色濃くなってゆくものだから ...続きを見る |
ぼちぼち 2008/01/11 21:58 |
「グラデーション」永井するみ
グラデーション 永井 するみ JUGEMテーマ:読書 ...続きを見る |
ナナメモ 2008/01/12 21:29 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
「私の男」より後に読みましたが、途中でいくつか読んだので、普通に読めたみたいです。 |
藍色 2008/01/11 04:23 |
真紀ちゃん、いい子でしたよね。 |
ふらっと 2008/01/11 06:37 |
地味だけど、ところどころわかる部分があって、懐かしい気持ちで読むことが出来ました。 |
ちきちき 2008/01/11 21:57 |
>藍色さん |
まみみ 2008/01/12 08:53 |
>心穏やかに、ゆっくりと楽しむのにふさわしいお話でした。 |
なな 2008/01/12 21:34 |
真紀に関するいろんなことは、自分自身が乗り越えてきたものも含まれていて、それらを懐かしく思い出してみたり。わたしも学校が変わっても仲良くしている子たちが数名いるので、その友達も大事にしなくちゃなって思いました。 |
まみみ 2008/01/13 14:08 |
| << 前記事(2008/01/09) | トップへ | 後記事(2008/01/11)>> |