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zoom RSS 「洗面器の音楽」 藤谷治

<<   作成日時 : 2008/01/06 17:44   >>

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洗面器の音楽洗面器の音楽
藤谷 治

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内容説明
ラブホテルで惨殺された、身元不明の全裸女性。それはかつて私が情事を重ねた娼婦なのか? そもそもこの「小説」を書いたのは、誰だ? 自意識にまみれた世の中に仕込む毒薬のような物語。

これはまた不思議な作品でしたねえ。
藤谷さんと言えば「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」のようなテンション高い、でもラブ&ピース(…そんな話だったか?)ってな感じや、「下北沢」のように静かなでもちょっとみょうちきりんな話を思い浮かべるわけですけど、全然そんな感じではなく。
読めてない「またたび峠」と「いつか棺桶がやってくる」もこんな感じなのか?
作風が大きく変わってきた模様です。もしくは、ここを転換点としてまた違うイメージを目指すのかも?

お話は、売れない作家で、しかし以前に不本意ながらに書いた小説でヒットをとばし、今は古本屋の店主をしつつまた少し小説を書いてみようかな…と思っている男が主人公で始まります。新作の取材で知り合った風俗嬢の万里と親しくなりますが、彼女は突如連絡を絶ってしまう。その後渋谷で殺された身元不詳の女性が、もしや万里ではないのか?と疑い始め、考えを整理するためにもと、それまでの流れを表そうとするが……ってな具合で進んでいきます。

これ、構造がいりくんでまして。
主人公が過去に書いている話を読んでいる、現在の男がおり、またさらにそれを眺めるわたしたち読者。という風に、入れ子みたいになってます。
そしてフィクションともノンフィクションともわからない、薄気味の悪い話が延々と続くという……唯一明るいのが万里の半生について書かれているくだりですが、それもまた創作なのか事実なのかがわからない。読んでて非常にもやもやしました。

終わりもけっしてすっきりしません。
むしろ謎も謎のまま、なげっぱなしで終わってます。
けれど物語はちゃんと収束していて、ああ終わりだ。としっかり認識できます。
この技は結構すごいなと思いました。

なんだかいっぱい書いたのに、言いたいことは言えてない気がするなあ。
これ感想書くの難しいよ!
もっとうまく表現できるなと思えたら、また書きなおすかもしれません。

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本のある生活
2008/03/23 23:36

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これは感想書くの難しいですよね。何だかよくわからないまま、いまだにすっきりしてません。
「いつか棺桶が〜」は、こんな雰囲気といえばこんな雰囲気ですが、おもしろかったです。そしてちゃんと収束してました。こういうお話がちゃんと収束してるって確かにすごい技かも・・。
june
2008/03/23 23:34
何度か読めばわかるようになる…とかそんな話でもなさそうですよね。
「またたび峠」と「いつか棺桶が〜」はまだ読んでないんですが、juneさんのコメント読んでまたチャレンジしようって思いました。変化し続ける藤谷さんから、これからも眼が離せません。
まみみ
2008/03/24 19:02
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