内容説明 ある日突然、「いないはずの」お兄ちゃんが帰ってきた。温かな時間は、ゆきなが失っていた「ある記憶」によって崩壊していく…。繊細で壊れやすい心に響く、生きることの愛しさに溢れた9つの物語。 おぉう。これはいいですね。 今まで読んだ橋本作品では、一番好きな一冊かも。 大学生の女の子・ゆきなとそのお兄さんの日常を丁寧に描いたお話です。料理上手のお兄ちゃんの手料理に舌鼓をうったり、お兄ちゃんの部屋にある古い文庫本を読んだりして、お兄ちゃんに甘えつつ片方で彼氏とゆっくり愛情を育んだり、けんかしたりもしたりして。あの時期特有の、自由だけど守られた閉じた空間の、陽だまりみたいなやさしさに主人公はつつまれてます。 まあ不思議なことはあるものの、特にでかい事件も起こらず終わるのかなーと思ってたら後半にきました。 最後は怒涛のような展開です。 まあなんとなく流れは読めてたんで、泣くほどまでにはいかなかったんですが…例の別れのシーンはやっぱりうるっときますね。 もっと若い純粋なころに読んでたら、号泣してたのかも。若人の感想も聞いてみたいものです。 最後がそんなふうだからこそ、前半で描かれてた情景のひとつひとつがより温かくみえました。 このお話、一章ずつ古い名作のタイトルがつけられてるんですが、…ほとんど読んでない自分がなんか恥ずかしかったです。泉鏡花とか田山花袋って読んでないんだよな。こういうの読む適齢期っていつなんですかね。中高大学生のときは読んでも意味がわかんないけど、社会人になったらゆっくり読む時間もないっつーか。いいわけですか。 でも『山椒魚』はラストが2パターンあるって知ったのでちょっと読んでみたいです。 毎度ながらご飯もとってもおいしそうでした。 禎文兄やんのレシピの中でも、特にこれは知っておきたかった「禎文式トマトスパゲティ」のおおまかなやつを最終章に載っけてくれてたのもよかったなぁ……これは絶対試す。そして(哀しいほどに)数少ないマイ・レパートリーに加えてみせようじゃありませんか。 このトマトスパゲティをはむはむ食べるごとに、「ああ、そういえばこのパスタはあの作品の…」って思いだすと思う。やっぱり味覚や触覚に訴えかける作品は強いな〜〜。 うんうん、いいお話でした。い、いやご飯がおいしそうだからってだけではなく!(←墓穴) 九つの、物語
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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九つの、物語
JUGEMテーマ:読書 大切な人を、自分の心を取り戻す再生の物語 大学生のゆきなのもとに突然現われた、もういるはずのない兄。だが、奇妙で心地よい二人の生活は、続かなかった。母からの手紙が失われた記憶を蘇らせ、ゆきなの心は壊れていく…。 集英社HPより ...続きを見る |
ぼちぼち 2008/05/10 20:21 |
九つの、物語 橋本 紡
九つの、物語(2008/03)橋本 紡商品詳細を見る <世界はいい加減で危うい。でも、楽しいものだ> ...続きを見る |
それでも本を読む 2008/05/11 21:07 |
「九つの、物語」橋本紡
九つの、物語 橋本 紡 JUGEMテーマ:読書 ...続きを見る |
ナナメモ 2008/06/15 21:25 |
「九つの、物語」橋本紡
九つの、物語 ...続きを見る |
本のある生活 2008/06/28 14:18 |
九つの、物語 橋本紡
九つの、物語 この本は本のある生活のjuneさんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ読書感想文 ...続きを見る |
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書... 2008/08/01 00:06 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ゆったりと流れる時間の心地いい作品でした。 |
ちきちき 2008/05/10 20:21 |
遅くなってすみません<(_ _)> |
まみみ 2008/05/18 22:36 |
ここにあげられいる本、自慢じゃないけど一つも読んでません。 |
なな 2008/06/15 21:27 |
いやぁ、文学部とかで専攻してるとか、ちょっと背伸びしたくて…とかいう人以外そんなに読んでないんじゃないですかね。わたしたちの年代では。と正当化してみましたが。 |
まみみ 2008/06/18 16:56 |
まみみさんレシピ移す前に返しちゃったんですね・・。 |
june 2008/06/28 14:17 |
そうなんです、うつす前に…でもこの本は買おうかと思ってるんで、その時には必ず! |
まみみ 2008/06/29 13:00 |
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