「太陽の塔」 森見登美彦

太陽の塔
太陽の塔
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9.13
森見 登美彦著
新潮社 (2003.12)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描く。膨らみきった妄想が京都の街を飛び跳ねる! 第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

(好きだったフレーズ)
「また役に立たないことをいろいろと詰め込んでいるんでしょう」
「役に立たないものに賭ける人生もある」

ファンタジー大賞受賞ということですが、…正直どのへんがファンタジーなのか。

ファンタジーとは

文学、映画、ゲームなどの一分野であり、幻想的・空想的な要素が特徴的な作品が属するジャンルとされる。英語の fantasy に由来する。
ファンタジーの定義はあいまいであるが、サイエンス・フィクション(SF)との対比で言うと、SFでは世界設定や物語の展開において自然科学の法則が重要な役割を果たすのに対し、ファンタジーでは空想や象徴、魔術が重要な役割を果たす。(ウィキペディアより)

とのことですが。
空想…ていうか妄想??

妄想たくましい主人公が、ストーカーではなく、元彼女を研究対象として純粋につけまわすという話から始まって彼の周りの強烈なキャラクターが描かれていきます。

京大生ってのはもっとこう、ぱっとしてるのかと思ってましたがいやあいろいろいるんですな!

「おそろしく緻密な頭脳を持っていたが,その才能と知性の無駄遣いっぷりは余人の追随を許さなかった」(本文より)
って,ほんとその通りだよ!この登場人物たち。

男汁がどうのとか、鴨川の等間隔に並ぶカップルの配列を意図的に乱して、満足とともに精神的疲労を味わったりとか変に笑えるネタが満載。
アレな男のアレっぷりが余さず描かれてます。

そして笑いだけでもなくて、描かれる京都の町並みや電車の様子は大変美しい。
そのギャップがまたすごいんですな~。

タイトルの「太陽の塔」は最初意味わかんなかったですが、途中から頻繁に出てきます。
関西に住み始めて6年も経つというのに、いまだ万博記念公園には行ったことのないワタクシ。

今度見に行ってみよう。

太陽の塔

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • 太陽の塔 [森見登美彦]

    Excerpt: 太陽の塔森見 登美彦 新潮社 2006-05 京大を休学中の森本。華のない生活を送っている彼だが、一度だけ女性と付き合ったことがある。彼女の名前は水尾さん。水尾さんに振られた森本はそれ以来、長きに.. Weblog: + ChiekoaLibrary + racked: 2006-12-15 11:46
  • 「太陽の塔」森見登美彦

    Excerpt: 太陽の塔 日本ファンタジーノベル大賞受賞作を読もう!企画も、もう第7弾です。これだけ読んでまたまた当たりです!それにしてもこれを大賞に選ぶとは、日本ファンタジーノベル大賞恐るべしです。器が大きい.. Weblog: 本のある生活 racked: 2007-02-16 23:45
  • 太陽の塔 森見登美彦

    Excerpt: 装画は影山徹。装幀は新潮社装幀室。 2003年「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。主な作品「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「きつねのはなし」「新釈走れメロス.. Weblog: 粋な提案 racked: 2007-04-03 04:11
  • 太陽の塔 森見登美彦

    Excerpt: 太陽の塔 ■やぎっちょ書評 昨日juneさんの記事「夜は短し歩けよ乙女」にコメントを残しに行ったら、「太陽の塔」は「夜は短し~」の後日談説、ということが書かれていたので、慌てて読んでみました。 .. Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! racked: 2007-04-10 23:59
  • 森見登美彦【太陽の塔】

    Excerpt: 京大農学部で遺伝子工学を研究していた男が、研究対象を「水尾さん」に変更した。研究停止の宣告を受けつつも決然として己の意志を貫く「森本」の華麗なる妄想と男汁にあふれた日々。 太陽の塔森見 登.. Weblog: ぱんどら日記 racked: 2007-07-09 14:52
  • 森見登美彦『太陽の塔』(新潮文庫)

    Excerpt: 森見登美彦『太陽の塔』を読んだ。 タイトルやら帯の文面やらから想像していたものとはまるで違った。まったくきれいに騙された。いい意味で。ずいぶん前に『電波男』というオタクの生態と思考を余すところなく流麗.. Weblog: 書評風 - 読んだら軒並みブックレビュー racked: 2007-07-10 00:16
  • 「太陽の塔」森見登美彦

    Excerpt: 「太陽の塔」 森見 登美彦 新潮社 2003-12-19 勝手に評価:★★★☆☆  現役京大生の超新星現る!ロマンチックでセンチメンタルな妄想小説の誕生!!  「美点満載、文句なしの快.. Weblog: Chiro-address racked: 2007-07-29 16:17
  • 「太陽の塔」森見登美彦

    Excerpt: タイトル:太陽の塔 著者  :森見登美彦 出版社 :新潮社 読書期間:2007/07/28 - 2007/07/30 お勧め度:★★★ [ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ].. Weblog: AOCHAN-Blog racked: 2007-09-25 18:12
  • 「太陽の塔」森見登美彦

    Excerpt: 太陽の塔 (新潮文庫)森見 登美彦 (2006/05)新潮社 この商品の詳細を見る 再読です。 私の大学生活にはあらゆる意味で華がなかったが、そもそも女性とは絶望的に縁がなかった。そんな私が.. Weblog: しんちゃんの買い物帳 racked: 2007-10-15 17:29
  • 森見登美彦著/太陽の塔/第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作

    Excerpt: 森見登美彦著/太陽の塔/第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作◆主人公である「私(男子大学生)」の独白で物語はスタートする。「私」には3回生の時に水尾さんという恋人が出来て毎日がそれはそれは楽しいも.. Weblog: おれには夢がある。 racked: 2008-01-15 01:48
  • 太陽の塔 / 森見登美彦

    Excerpt: 太陽の塔 (新潮文庫)(2006/05)森見 登美彦商品詳細を見る 私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんとい�... Weblog: みすじゃん。 racked: 2008-02-03 18:21
  • 『太陽の塔』/森見登美彦 ○

    Excerpt: いや~~。濃ゆい・・・ですな。あの森見登美彦さんが、こんな濃ゆい「男汁」たっぷりなデビューを飾っていたとは…ビックリですわ~。 Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2008-03-11 23:16
  • 太陽の塔

    Excerpt: ★★★★ 著者:  森見登美彦 出版社: 新潮社   「自主休学」をしている京都大学農学部の5回生「私」の物語。「私」には三回生の時、水尾さんという恋人ができた。だが結局、水尾さんにふら.. Weblog: 自由の森学園図書館の本棚 racked: 2009-02-26 19:49