「わからなくなってきました」 宮沢章夫

わからなくなってきました
宮沢 章夫著
新潮社 (1997.5)
この本は現在お取り扱いできません。



内容説明
アナウンサーはなぜ突然「わからなくなってきました」と叫ぶのか。おしゃれな喫茶店はなぜある日「だめになってゆく」のか。何がなんだかよくわからないうちに思わず膝を打ち足を踏み鳴らすエッセイ集。〈ソフトカバー〉

もう題名からヤラれました。ていうか、同士のニオイを感じました。
「わからなくなってきました」
そう、それはアナウンサーのように絶叫する日本語じゃないんだよなぁ
本当は。
というのを冷静につっこみまくるエッセイ。

作者は、系統で言うと穂村さんとも少し近いのかもしれないけど
ほむほむが自虐的なのに対し、宮沢さんはたいていのことを流してる。
ものすごーく第三者的視点で、なんか気になってることを
淡々と書いてる感じ。

たいそう興味をもっていることに
「すごいばか」と「だめになっていく」ことがあるようですが、
それは馬鹿にしてるというわけじゃなくて、むしろリスペクトしてるようです。
いやマジで。

最初はうまいコーヒーを出すのにこだわってたはずの喫茶店に
焼きうどんが出だしたら駄目らしいです。宮沢さんには。
…しかし香川県の喫茶店なんて、うどん装備はむしろ普通っていうか
してないほうが「ダメっぽい」んだけども…
もう何もかもがダメということなのかしら。

この本を読んでいると「ダメ」とか「ばか」という言葉に
ちょっとあまやかな気持ちを感じるところまでいくかも。

あたしにはたいそうおもしろかったですが、…人を選ぶのかな。
いとうせいこうさんとか、その系統が好きならたぶんいけるかと。

挿絵見るだけでもかなり笑えるので、読む時は周りに気をつけてください。

わからなくなってきました

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