「しずかに流れるみどりの川」 ユベール・マンガレリ

しずかに流れるみどりの川
ユベール・マンガレリ〔著〕 / 田久保 麻理訳
白水社 (2005.7)
通常24時間以内に発送します。


内容説明

見渡すかぎりどこまでも「ふしぎな草」が生いしげる、原っぱのまんなかの小さな町。電気も止められてしまうような貧しさの中で寄り添う少年プリモと父親は、裏庭に自生する〈つるばら〉をそだててひと稼ぎしようと夢みる。
 親子は、形のふぞろいな百個のびんに植えられたばらを、毎日丁寧に世話をする。水は1日2回。朝、びんを家の外に出し、決まった場所に正確に並べていく。陽が沈んだら、またびんを家の中に入れる。そしてふたりいっしょにいつものお祈り。来る日も来る日も、すべてはひそやかに、そして神聖なまでの厳密さで繰り返されていく。
 ばらの世話をする以外の時間、プリモは歩く。ひたすら歩く。歩きながら雨や風、太陽の陽射しに親しみ、まわりの自然と対話しながら科学する。また自由な空想をくりひろげてひとり楽しむ。たとえば、記憶の中のみどり色でしずかだった川を思い浮かべてみたりして……。
 そんな父と子のささやかな日常は、ほろ苦いユーモアに彩られながら、一切の装飾を削ぎとった抑制の効いた文体や驚くほど多くを語る著者独特の沈黙の作法によって、切ないほど美しい輝きを放ちだす。


…内容説明がおそろしく丁寧ですな。
もう読まなくても,これがあらすじ。でも読んだほうがいいですよ。
ちょっとどうしようもないお父さんと,しっかりものの主人公の
淡々とした,でも読んでると幸せになれるような話です。

いろんなことがなぞめいてますが,そんなのはすべてどうでもよくなるくらい
作品に流れる空気が素敵です。
とっても貧しい生活ですが,それを感じさせないのもうまい!

最近あまり海外作家の本は読んでいませんでしたが,「きらきら」といい
これといい,いい作品多いです。
これから読んでみようかな。


しずかに流れるみどりの川

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    Excerpt: しずかに流れるみどりの川ユベール・マンガレリ 田久保 麻理 コンプレッサー工場の近く、ふしぎな草が生いしげる。そんな場所に父親と二人暮らしのプリモ。電気も止められてしまうような貧しい生活。裏庭に生えて.. Weblog: ナナメモ racked: 2005-10-26 23:58