「ホームタウン」 小路幸也

ホームタウン
ホームタウン
posted with 簡単リンクくん at 2005.12.18
小路 幸也著
幻冬舎 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
札幌で働く柾人のもとへ、両親の死という過去で疎遠となっていた妹から手紙が届いた。結婚するという連絡に喜んだが、式間近になって妹と婚約者がほぼ同時に失踪。柾人はふたりを捜し出すため戻ることのなかった故郷へ向かう。

ホームタウンっていうと、「ふるさと」ですよね?
あたしの田舎は四国ですが、ふるさとと聞いて思い出すのは
小学校2年の途中まで育った東京某所です。
もう住んでいた団地も取り壊されたし、よく行ってた公園なんて
名残もなく変貌しちゃってて悲しいですが、なんだかつい行きたくなる場所です。

公園のベンチでぼーっとしてたら、当時の自分と出会える気がする。
座ってるだけで元気になれて
また明日からがんばって生きていこうって思える、そんな場所。

この作品の主人公は、その「ふるさと」を奪われた…というか
失ってしまった人だったわけですが。
お話の最後では、またそれを取り戻したんだって考えていいんでしょうか。


なんかこう、どこかしらつかみきれないお話でした。
最初の設定が生かしきれてないような…
あとの事件とちゃんと関連あるんですけどね。そこまでのネタ
じゃなくてもいいんじゃない?っていう。
重い話すぎる…立ち直れないです、あたしなら。
そしてもし、あたしがこの兄妹の立場だったら、疎遠になるよりも
連絡を取り合う気がします。だって唯一分かり合える存在だから。

それが重たくて、あえて距離をおきたくなる気持ちもわかるんですけれど。



あと小路さんの作品は、人物像がどの作品も似てるように
思うのですが。気のせいですか。
どっかで見たぞ、その人間関係!っていう。
くわしく書くとネタバレになっちゃうんでやめておきます…


あ、この作品に「パルプ町」が出てましたね!そっか、北海道に
あったのか。
小路さんの作品は、「小路ワールド」ができていて
その世界では今まで書かれた作品の登場人物たちが、どこかで
関わったりしながらも、それぞれの生活を営んでるんだろうな、と
いう感じがします。

フィクションなんだけど、次元の違うところで存在してそうな世界
とでもいいますか。
それぞれがつながってる感じがいいですね。


う~ん。いい話なんだけど…。いまいちはまりきれませんでした。
今のところ一番すきなのは、最初に読んだ「HEARTBEAT」かな。

ホームタウン

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