「1985年の奇跡」 五十嵐貴久

1985年の奇跡
五十嵐 貴久著
双葉社 (2003.7)
通常1-3週間以内に発送します。


内容説明
モー娘。じゃなくおニャン子の時代。僕らの弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた! 練習よりも「夕やけニャンニャン」。そんな僕らが、まさかまさかの甲子園!? 書き下ろし長編青春小説。


こういうダメっぽい男子高校生を書く,天賦の才を感じますなぁ。
相変わらず笑わせてもらいましたよ。
1985年当時は~,ええとあたしは小学生か?だから8歳くらい年上の
兄ちゃんたちが,当時どんな青春だったかが垣間見えました。
おニャン子なぞ正直全然見てなかったんで,それぞれの顔が全然
わからなかったんですがー。そこがちょい残念か。

まあ,上記内容説明の通りですわ。…途中までは。
練習もしてない弱小野球部が甲子園なぞ行けるわけもなく。
いいとこまで行くんですが,相手校の卑怯な作戦によりピッチャーがダメになり
再戦を誓って猛特訓!ってな流れです。
まあ高校生なんで,他に友情やら恋愛やらその他もろもろも絡ませつつ。

「熱血はガラではないが,たまにはいいんじゃないの」

うん,ほんとそう思う。

詳しく書くとネタバレになるので書きませんが,川原泉さんの作品を思い出し
ましたよ。某キャラクターがかぶるんだよなあ。もしやモデル?と思うほどに。

そしてラストのラストが割と急展開でびっくり。
い,何時の間にそんなことになったんですか!?
アンタの相手はあいつでしょ?
どこがどうなって…ってそんなもんか。恋愛なんて(←急に達観する人)

…もしやタイトルの奇跡はここにもかかってるのか!?

エピローグも妙に切なかったです。
こういうの書かれるとああ終わったんだな~と実感しますな。
最後の沢渡の「頑張ってるか?」が心にしみました。
それに答える主人公にもね。

1985年の奇跡

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