「愚者のエンドロール」 米澤穂信

愚者のエンドロール
米沢 穂信〔著〕
角川書店 (2002.8)
通常2-3日以内に発送します。


出版社/著者からの内容紹介
君しか、解けない――〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉第4弾!
文化祭の準備に追われる古典部のメンバーが、先輩から見せられた自主映画。廃屋で起きたショッキングな殺人シーンで途切れたその映像に隠された真意とは!?ちょっぴりホロ苦系青春ミステリの傑作登場!

幻(?)のスニーカー文庫版で読みました。
表紙絵の雰囲気はまんま,ライトノベルっぽいですが。中身はそんなに
それっぽくないかな。登場人物の名前に珍妙なのが多いんで,そこも
ライトノベルっぽいけどね。まあ最近は現実でも一度で読めない名前多いし。

さて本題。

終わりまで撮れなかった「自主映画」の,脚本家が描いていたラストは
なんだったのか?をつきとめるために古典部メンバーが揃って奮闘!というお話。
奮闘というわりにはまったりしてますが。
4人のキャラクター見るとねぇ。熱いキャラいないし当然か?千反田は好奇心の
カタマリではあるものの,暴走するわけでもないし。いやするか(←どっちだ)。

途切れたストーリーの‘その後’を推理してみせる2年F組の3人の意見の
穴をことごとく指摘し,ホータローが推理した真の‘その後’のストーリーとは。
今までに読んだ「氷菓」とも「クドリャフカ~」とも趣向が違ってておもしろかった。
話の作りから見ると「氷菓」に近いのかな……
そう見ると「クドリャフカ」は実験作なのかも。

そしてこの作品,あとがきによると某ミステリのオマージュとして作られた
らしいですが…その元作品を知らないあたし。
す,すみません!!石を投げないでください!!
ミステリーはそこそこ読んでるんですがねぇ。なんか偏ってるらしくて。
これから読みます。

このあとがきも相当笑えますな。「氷菓」もそうだけど,ものすごい放置プレイ。
いつか語られるんですかこれ。語られっぱなしの謎やらなにやら。
それが気になって「クドリャフカ」は最後のページ読んだらあとがきないし。
…そのおかげで最後のオチを最初に目にしてしまい,後悔と軽い怒りが。
なぜに今回だけあとがきがないんだ!と。いえ,やつあたりですが。


相変わらずローなテンション・そんななくせにツッコミキャラなホータローに
シンクロしたあたし。あ,でも好奇心は強いほうなんで,そこは違うかな。
そんでも徒労がキライだったり,映画が苦手なあたりは大変に共感できましたよ。
映画好きな方には人生損してるって思われるでしょうが。
まあその分読書で補完します。

しかし古典部……活動目的本当に謎。
文系部活動を描いた有名作といえばゆうきまさみさんの『究極超人あ~る』
を思い出すんですが,あれはまだ写真撮るって目的あったしなあ。
「クドリャフカ~」で文化祭も終わったことですし,今後の古典部から目が
離せません。待て次号!?…続き楽しみにしてますよ!米澤さん!!

愚者のエンドロール

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • 愚者のエンドロール

    Excerpt: 愚者のエンドロール 米澤穂信 「氷菓」に続く古典部シリーズ。さっそく読みました。個人的には「氷菓」の方がおもしろかったし、好きな話です。 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなけれ.. Weblog: 本のある生活 racked: 2006-03-07 12:28
  • ★ 愚者のエンドロール 米澤穂信 

    Excerpt: 愚者のエンドロール米澤 穂信 角川書店 2002-07by G-Tools ネタバレはしていないつもりだけど警報は出しておこう 面白かった!満足♪ 古典部のメンバーは、先輩から文化祭で.. Weblog: IN MY BOOK by ゆうき racked: 2006-03-07 13:48
  • 愚者のエンドロール

    Excerpt: 愚者のエンドロールposted with amazlet at 05.08.14米澤 穂信 角川書店 (2002/07)売り上げランキング: 24,699Amazon.co.jp で詳細を見る「古典部.. Weblog: 雑食レビュー racked: 2006-03-09 22:06
  • (書評)愚者のエンドロール

    Excerpt: 著者:米澤穂信 夏休みも終盤、文化祭で発表する文集『氷菓』の編集会議に出た古典部 Weblog: たこの感想文 racked: 2006-04-08 10:15
  • 「愚者のエンドロール」米澤穂信

    Excerpt: 愚者のエンドロール発売元: 角川書店価格: ¥ 560発売日: 2002/07売上ランキング: 182,162おすすめ度 posted with Socialtunes at 2006/04/15 .. Weblog: 本を読む女。改訂版 racked: 2006-04-20 00:32
  • 愚者のエンドロール(米澤穂信)-その1-

    Excerpt: 古典部シリーズの2作目である,米澤穂信の「愚者のエンドロール」(2002,WhyDidn'tSheAskEBA)を読んだ。今回は「外堀」から埋めていきます。また,「本題」以降ネタバレありです。さらに,.. Weblog: まあぼの交差点 racked: 2006-08-26 01:22
  • 「愚者のエンドロール」米澤穂信

    Excerpt: 余りにも睡眠不足すぎて、読んでる最中、船をこぎまくりだったので、こりゃあか~んってなわけで、途中で放り投げてた古典部シリーズ第2作をようやく読み終わりました。投げっぱなしですっかり忘れてたよ!Σ( ̄ロ.. Weblog: 読書とジャンプ racked: 2006-08-26 09:39
  • 米澤穂信『愚者のエンドロール』(角川文庫)

    Excerpt: 米澤穂信『愚者のエンドロール』を読んだ。 これがかなり真面目にミステリしている。... Weblog: 書評風-読んだら軒並みブックレビュー racked: 2006-11-08 13:32
  • 「愚者のエンドロール」米澤穂信

    Excerpt: 愚者のエンドロール 米澤 穂信 夏休み、「氷菓」を作る為に集まった古典部の4人。千反田がお願いがあると言い出した。2年F組有志によるビデオ試写会に一緒に行って欲しいというものだった。それは.. Weblog: ナナメモ racked: 2006-12-12 22:13
  • 「愚者のエンドロール」米澤穂信

    Excerpt: 愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)米澤 穂信 (2002/07)角川書店 この商品の詳細を見る 米澤さんの積読本を四冊も抱えているのに、またもや再読の道を選んでしまった。 古典部シリーズ.. Weblog: しんちゃんの買い物帳 racked: 2007-09-27 16:57