「ヴィラ・マグノリアの殺人」 若竹七海

ヴィラ・マグノリアの殺人
若竹 七海著
光文社 (2002.9)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
海に臨む邸宅、十棟が並ぶ「ヴィラ・葉崎マグノリア」の一棟で死体が発見された。所持品もなく、顔と手が潰されて身元の特定は困難。聞き込みに懸ける署員たちだが、ヴィラの住人は皆、癖のある人間ばかり…。〈ソフトカバー〉


この本の裏表紙に、著者近影として若竹さんのお写真が載ってるんですよ。
ふわんと微笑んでるかわいらしい女性なんですよ。
よもやこの人がこんな悪意を書かれるとは!となにやら軽い衝撃が。

ざっくりしたあらすじを書くと

建売住宅の集落(?)ヴィラ・マグノリアの空家で発見された変死体。
警察は聞き込みを開始するが、どの住民も個性が強く捜査は難航し、
そして第二の殺人が…!!

というお話。

全員が全員あやしいというわけじゃないんですが。それでも10軒のうち
何人かは容疑者になりうる可能性があるってのは結構な確率です。
そして小さな集落にありがちな、住民同士のささいな仲たがいや事件も
物事をより混乱させていってます。
…同じ所にずっと住むとこういうことがあるんだね。
あたしは小さい頃から転校したり、今も賃貸住宅暮らしなんで、
どっかしら流浪の民な生活でして。ヒトトコロに住んで、地元密着の
おつきあいをしたことはあまりないんです。

だから田舎帰ったりすると「どこそこの誰の孫が…」とか「こないだの
アレは○○さんとこの息子が…」みたいな話がザラにあって、結構衝撃。
悪い事はできないなあと。いやしませんけどね?なんつかこう、一冊本を
買うのもちょっとためらうようなそんな緊張感があります。
そういうのも上手に書けてるなと思いました。

全編通じていろんな人の悲しみや悪意が描かれてますが、しめ方が
上手だからか読後感は割といいです。若竹さんすごし!

ヴィラ・マグノリアの殺人

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  • ヴィラ・マグノリアの殺人 [若竹七海]

    Excerpt: ヴィラ・マグノリアの殺人若竹 七海光文社 1999-06 舞台は海辺の小さな町。ヴィラ・葉崎マグノリアという全部で十軒からなる建売住宅。その空き家になった一棟で死体が発見されます。死体はいったい誰.. Weblog: + ChiekoaLibrary + racked: 2006-04-21 12:00