「世界の果てのビートルズ」 ミカエル・ニエミ

世界の果てのビートルズ
ミカエル・ニエミ著 / 岩本 正恵訳
新潮社 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
笑えるほど最果ての村で僕は育った。きこりの父たち、殴りあう兄たち、姉さんのプレーヤー、そして手作りのぼくのギター…。とめどない笑いと、痛みにも似た郷愁。スウェーデン発のベストセラー傑作長篇。

……いやあ。
題名から思い描く話とは違うと思うよ。っていろんな人から聞いていた
のにも関わらず。
本当に違っていたものよ。と読み終わってしみじみ感じる次第です。

最果ても最果て,北極圏内に位置する村で育つ少年を描いた物語。
題名にもあるとおり,彼の傍らには音楽(つうかロック)がいつもあって
…って話ではあるのですが。
「音楽と主人公」について書かれてる箇所は全体でもそんなに分量は
なくて,あとはその村での生活,友達とのふれあい,家族やその他
村人との交流,そこにある自然等々いろーんなものについて描かれて
ます。

この話読んで,一気に北欧に対するイメージが変わったな~~。
悪いほうにってわけじゃなく。今までいい面ばかり見てた(見せられてた?)
けど,こういう荒ぶる魂みたいのもあるんだね。
きれいなだけじゃないってわかって,却って親近感が沸いたかも。

そして読み終わってやっと気づいたけど,こりゃ直接音楽を書いてなくても
もう生活が,その生き方がロックだよな。村人の方々全然自覚してませんが。
すげえアラクレっぷりです。

日本てのは距離的にロックの神様たちとはかなり離れてたわけですが
距離的に近くても,本当に遠かった人たちもいたってこともよくわかりました。
そんなふうに遠くても,それでも。
ビートルズやエルビスにシビれて,啓示を受けて,音楽を鳴らしはじめた
ってことに関しては等しく同じ。

男の子たちはいいなぁ……としみじみ思いました。

女の子のロックバンドを描いた小説って見たことないですが,おすすめあったら
教えてください。映画は「リンダリンダリンダ」が大変いいと思います。

世界の果てのビートルズ 新潮クレスト・ブックス

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