「まほろ市の殺人 春:無節操な死人」 倉知淳

まほろ市の殺人 春

祥伝社 (2002.6)
通常2-3日以内に発送します。


内容(「BOOK」データベースより)
「人を殺したかも知れない…」真幌の春の風物詩「浦戸颪」が吹き荒れた翌朝、美波はカノコから電話を受けた。七階の部屋を覗いていた男をモップでベランダから突き落としてしまったのだ。ところが地上には何の痕跡もなかった。翌日、警察が鑑識を連れどやどやとやって来た。なんと、カノコが突き落とした男は、それ以前に殺され、真幌川に捨てられていたのだ。

まほろ市殺人事件シリーズ(競作「幻想都市の四季」というらしい)です。
春夏秋冬どこから読もうか迷いましたが,現在の季節に合わせてみました。
倉知淳さんが春,我孫子武丸さんが夏,麻耶雄嵩さんが秋,有栖川有栖
さんが冬,とそうそうたるメンバーです。

そのトップをかざる倉知さん。
相変わらずこういう不可能犯罪書かせると上手ですねー。

死んでいたはずの男の指紋が,死後女の子の部屋のベランダについている-

痴漢だけでそうとうイヤだというのに,それが幽霊かもしれないとなると
気味悪さ倍増ですよ。殺人の容疑までかけられてふんだりけったり?

その謎を痴漢(未遂)被害者カノコの友人,美波とそのボーイフレンドの
湯浅くんが追い,美波の弟である渉が鮮やかに解き明かします。

正直ちょっとラストに不満はあるんですが…だって結局○○がわかってない
ままだし。でもこれシリーズだし,どっかで語られるかなと無理やり自分を
納得させたものの,よく考えたら作家が異なる競作集で前の作家が書かなか
ったことについてわざわざフォロー入れるか?
とぐるぐる思考が回ります。
……。
まあいいか。謎解き自体は鮮やかだったし。

150Pの中篇なんで,とても読みやすかったです。
一日に読む分量ってこれくらいだと無理がないなと発見。

後残るは3篇。ゆっくりじっくり楽しみたいと思います。

まほろ市の殺人 春―無節操な死人

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    Excerpt: ☆☆☆・・ サブタイトルは≪無節操な死人≫ 「人を殺したかも知れない・・・」真幌の春の風物詩「浦戸颪(うらどおろし)」が吹き荒れた翌朝、美波はカノコから電話を受けた。七階� Weblog: +++ こんな一冊 +++ racked: 2006-05-18 12:41