「過ぎ行く風はみどり色」 倉知淳

過ぎ行く風はみどり色
倉知 淳著
東京創元社 (2003.7)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
隠退した不動産業者の死に続き、怪しげな霊媒師が行う降霊術の最中、当の霊媒師が殺された。相次ぐ密室状況での殺人。警部が匙を投げた怪事件に猫丸青年が名推理をはたらかせ不可能犯罪に挑戦。


な…長かった…orz
文庫本だろうが単行本だろうが500P超えたら辛いですね。
小さいからってあなどれないな。文庫本と単行本ってもしや収録字数
そんな変わんないですか?めんどくさいんで数えてませんが。

猫丸先輩シリーズ2作目(たぶん)です。
相変わらず奇人っぷりを遺憾なく発揮してます。
しゃべりが落語の登場人物みたいなんですよ。こんなやついるか?
東海道五十三次を徒歩で完走(走?)してたり,あやしげなセミナーに参加
してたり。あやしい人だなあ。
好奇心は猫をも殺すっていうけど,それで「猫」丸って名前なのか?
まあ殺しても死ななさそうですが。


さて。内容について。

数件の不可能犯罪(殺人)が書かれてます。
謎解きしようにも全然わからなかった。
それをあざやかに解決する猫丸先輩はすごいっす。
今回も凝ったつくりの推理小説です。これぞ本格!って感じですねえ。
人殺しがあって,密室で…ってパターンの話が減ってる(気がする)中,
なにやら新鮮でした。


ちょっと不満は殺しの理由なわけですが……そんなんで?っていう。
まあ最近そんなの多いからなぁ。虚構でも現実でも。
昔は「ああもうそりゃ殺してもしょうがないよ。世間が許さなくてもあたしは
許すよ」みたいのが多かったんですけど。
「そこに凶器(狂気?)があったから」みたいなノリで一線超えちゃってる
そんな風潮が怖いっす。いつか自分も被害者に?そしてそんなつもり
なくてもついカッとして,なんて理由で加害者になることもありえるよな。

怒りとか,そういう突発的に湧き上がる衝動のコントロールを鍛えたいです。
ほんと。
…そんなに自分を信じられない自分が結構イヤですが。


過ぎ行く風はみどり色

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    Excerpt: 過ぎ行く風はみどり色倉知 淳 東京創元社 2003-07 亡き妻に謝罪したい―引退した不動産業者・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのは霊媒だった。インチキを暴こうとする超常現象の.. Weblog: + ChiekoaLibrary + racked: 2006-06-26 12:58