「さらば、愛しき鉤爪」 エリック・ガルシア

さらば、愛しき鉤爪
エリック・ガルシア著 / 酒井 昭伸訳
ソニー・マガジンズ (2001.11)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスが根城のケチな私立探偵だ。つまらない仕事のかたわら、謎の死を遂げた相棒アーニーの死因を探っている。そんなおれを<委員会>がけむたがっているのは承知の上だ。ところでおれは、人間じゃない。人間の皮をかぶり、人間にまぎれて暮らしているヴェロキラプトル――恐竜だ。ああ、それにしても昔はよかった……。世界中で熱狂の渦を巻き起こしたハードボイルド恐竜ミステリー、ついに登場!


隣のあの人が実は人の皮をかぶった恐竜だったら,あなたはどうしますか?
…どうするんだろうなあ。
ていうかこのすっとんきょうな設定考えた作者がまた。あっはっは。

海外ものでハードボイルドっていうともう全然興味対象外なわけですが
この作品は楽しく読めました。時間かかったけど。

世界に生きてる人間の何割かは,人の皮をかぶった恐竜で。
その一人で,LAでしがない私立探偵をしているルビオが主人公。
死亡した相棒の死因を探っているうちに,でかい事件に巻き込まれていって…
というお話。
人の皮をかぶっていることから起こる勘違いや欺きなんかも上手に使って
あって,ミステリーとしてもしっかり作りこまれてます。

ハードボイルドな要素ももちろんてんこもりなんで,主人公も‘それ系’
ではあるんですが。ちょっとマヌケだったり,まあなんせ恐竜ですから。
アクションシーンも壮絶ですよ。
ヒトじゃない分,さらりと読めたのかもしれません。少なくともあたしは。

なんでも映像化の計画も出てるらしく。まあな~おもしろいだろうな。
昔日本で作られてた江戸川乱歩の作品みたいな感じになるのか?
変装した顔の皮を引き剥がしていくシーン,グロテスクですよね。
うわーと思いつつつい見てしまうわけですが。

ハードボイルドだけどそこまでハードボイルドっぽくなく,ミステリーとしても
楽しめるんで。ミステリ好きな方にもおすすめ。

さらば、愛しき鉤爪

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