「ぼくのともだち」 エマニュエル・ボーヴ

ぼくのともだち
エマニュエル・ボーヴ〔著〕 / 渋谷 豊訳
白水社 (2005.11)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
「孤独がぼくを押し潰す。ともだちが欲しい!」 パリ郊外、孤独な日々を送る青年ヴィクトールは、すれ違う人々となんとか心を通わせようとするのだが…。世にも悲しいユーモアを漂わせた、パリでもっとも不器用な男の話。


この表紙の犬の絵だけでこの話の雰囲気がすべてわかると思います。
尾崎さん(←絵師)すっげえええ。
このグッタリぶり,まんま主人公ですよな。

実はこの話自体はだいぶ前に書かれたものらしく。ええと80年くらい前?
そんでもその頃は,この主人公と自分を重ねる人も多くて共感得まくり
だったらしいですよ。…ほんとうに?
こんなダメでしょぼくれた男なのに!そこで共感しちゃダメだ!!


……いやでも,ぐったりする話なんですが共感できんこともない。
ていうかイヤなんだけど共感してしまうというか。そのポイントが見たくない
自分を見せられてるような気がして,つい否定してしまいます。

この主人公は悪いやつじゃないんだけど,…気持ち悪いんだな。
たぶんこんな人近くにいたら相手にしてない。
ていうか極力避けて暮らす(←ひどい)。
いや,でも読んでみたらわかりますって。
この妄想炸裂っぷりとか,たまに暴走してたりするのがなんか…なぁ。
遠くから眺めてる分にはいいのかもしれないけど。
でもきっと,眺めてるとイライラしてそのうち尻に蹴りの一発でもくれて
やりたくなるな。

この男にはちゃんと「ほんとうのともだち」が現れるんだろうか。
自分がなる気はさらさらないけど,なんだか気になってしまいます。

ずーっと霧雨が降ってるような雰囲気の話でした。

ぼくのともだち

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