「海の底」 有川浩

海の底
海の底
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.28
有川 浩著
メディアワークス (2005.6)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦「きりしお」に逃げ込んだ少年少女の運命は? 海の底からきた「奴ら」から、横須賀を守れるか-!?


長かった…(←こればっか),でもおもしろかった。
ジャンルでいうとなんなんだろうなあ。ライトノベル…にしては重いし,
SFにしてはちょっと弱い?政治的な話ってわけでもないし。
恋愛も絡むし,一部成長小説でもあるし。
いろんなジャンルを混ぜ合わせて,いいとこどりしたみたいなお話かな?

んで,すでに忘れてるうえに手元に本がないんで確認できないんですが
アンソロジー作品「Sweet Blue Age」で有川さんが書かれていた作品
「クジラの彼」とかぶるんですね。ああ,あの作品でちょろっと出てた事件
がこれだったのか!と今頃知りました。
くっ,読む順番が逆でなければ!!


横須賀っていう場所の特殊性をうまく使った作品でしたね。
ああいう地域に住んだことないんで,自分自身はいまいちピンときてな
かったんですが…いろいろと大変なんだなあ。
正体不明の生物に襲われてるっつーに,日本で一番軍事力が集結して
る(はずの)ところが動けないって。
いやでも有事の際には横須賀でなくても,どこでもこんな風になるんだろうか。
初動体制の重要さがよっくわかりました。あと「小田原評定」の意味も。


ただ,思っていたよりも緊迫感は薄かった。
最後の方はさくさくと事態が収束していくし。いや,最初からか。
そんなうまくいくかい!と思うところもあったし。
あと潜水艦のボディが丈夫だから,中にいる限りは怪物にヤラれる心配も
なかったし。
まあ作者は十五少年漂流記みたいなのが書きたかったって「あとがき」で
言ってたんで,こんなかたちに収まったんだろうな。
たぶんもっと警察と自衛隊のしがらみとか官邸やアメリカとのいろいろとか
書くと,…小難しくてさらに難しい話ができたかと。
読まないな,そんなん……。(←自分で言っておいて)

最後のオチは読めてしまったので,ああ。と思ったものの,読後感はかなり
いいです。
久しぶりに元ネタの「十五少年漂流記」が読みたくなりました。
あともう一回「Sweet Blue Age」もね。

海の底

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