「ダンボールハウス」 長嶋千聡

ダンボールハウス
長嶋 千聡著
ポプラ社 (2005.9)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
どうやって家を建てるのか。どこから材料を手に入れるのか。限られた空間でどう暮らすのか。ダンボールハウスは生きている。一刻一刻と変化しつづけているのだ。ダンボールハウス研究家による、お宅拝見レポート。

またamazonが薦めてきた作品。
小説なのか…?と思いきや,そうではなく。
作者である長嶋さんの卒論だったようで。しかも建築学科としての。
おもしろいこと考えたなあと感心しきりでした。
卒論はめんどくさいけど,それならせめてやって楽しいものをしたいと思うよな。
だからあたしはマンガを題材に無理やり実験したし~~。
そしてその楽しんだ痕跡ってのは確実に文章に出ます。

これは長嶋さんが3年に渡る調査を経て書き上げた渾身のレポート。
だけどただダンボールハウスを外から見て調査しただけじゃなくて,ちゃんと
住民と仲良くなって会話して,中に入れてもらって聞き取り調査をしてるんで
無味乾燥でないおもしろさがあります。

ダンボールハウスにも「賃貸」されてる物件があるということや,
ダンボールハウスを作るプロなんて人も紹介されてて興味深い。
詳細に記される外見の様子や中のスケッチは,妹尾河童さんの「河童が
覗いたシリーズ」に通じる気が。

許されるなら他人様のお宅訪問を何件でもしたいあたしですが,さすがに
見知らぬ路上生活者の方のお家には今まで入ったことがありません。
ですが中に興味があったので,この本でたくさんの部屋が見られて楽しかった
です。

3年間の調査中に,調査対象者に彼女を取られるハプニングやらいろいろ
体験したようですが…作者のこのバイタリティと社交性と観察眼には頭が
下がります。あと発想力もね。
著者紹介に「現在は生まれ故郷で,毎日が祭りのような日々を送る。」って
書いてありまして。なんじゃそりゃと思いましたがこの人ならきっと本当に
祭りみたいな日々を送ってるんだろうな。

ダンボールハウス

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