「結婚」 赤木かん子編

結婚
結婚
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7. 2
赤川 次郎〔ほか〕著
ポプラ社 (2002.4)
この本は現在お取り扱いできません。


内容説明
おもしろくて読みやすく、そして深い中・短編に解説をつけ、若い人たちむけに編んだ短編集シリーズ。12では赤川次郎の「離婚案内申し上げます」など、古くて新しい永遠のテーマ「結婚」を取り上げた6編を収録。

ここ最近友だちの結婚や出産が相次いでます。めでたいですね。そして結婚ってのはゴールじゃなくてスタートなんだっていうもう擦り切れ気味の言葉の意味をしみじみかみしめる機会だったりもします。
赤木かん子さんもあとがきで書いていましたが,結婚をテーマにした作品は多いけれど,その中でも‘幸せな結婚’を描いた作品っていうのはびっくりするほど少ないんだとか。
……確かに。
幸せな結婚だな!と思える話って…あまり読んだことないかもしれない。西加奈子さんの「黄色いゾウ」はカテゴリーに入るかな?でもそれしか思いつかないですよ。スローライフを紹介した雑誌なんかでは,登場される夫婦にそこはかとなく幸せオーラを感じることがあるんですがね。

ま,そんな感じなんで割と粒ぞろいのこのシリーズでもちょっとレベル低いかなあ。でも分母にあたる作品が少なすぎるからしょうがないのかもしれない。

離婚案内申し上げます 赤川 次郎著
父さんのすることにまちがいはない  アンデルセン著
去りにし日々の光 ボブ・ショウ著 
たらちね女房・古今亭朝治 古谷 三敏著
おかの上の二本の木 田中 秀央訳
ニオルドとスカディ 田中 秀央訳

の6篇が収録されてますが,赤川次郎氏は上手ですね。熟年離婚のテーマについて,その時期にもう書いてらしたんですね!ていう先見の明もさることながら,物語最初の途方もなくゲンナリするような気分を最後にはすっかり忘れ,かつちょっと感動までしてしまうようなそんなお話。あまりに売れすぎて,たぶん赤川次郎さんが好き!と言うのは恥ずかしいという人もいるでしょうが(←あたしだ),やっぱり売れる作家にはそれなりのもんがあるなと再認識。

あと個人的に「去りにし日々の光」が好きでした。唯一のSF短編なんですが,ちょっとうなるくらい展開が上手。SFっていろんな問題を扱えるんだな~,すごいなあと見方が変わりました。映したものをその映した期間,他の場所に持って行っても表面に映し続けるガラスっていうのが気に入りました。そんなんあったらちょっと欲しいかもしれない。

直球ストレートで「いい結婚」を表した話ではないんですが,読み終わるときには結婚っていいところもあるんだなあと思えます。

古くて新しい永遠のテーマ「結婚」。あたしの人生にその二文字が刻まれることはあるのか!?

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