「川に死体のある風景」 歌野晶午ほか

川に死体のある風景
歌野 晶午著 / 黒田 研二著 / 大倉 崇裕著 / 佳多山 大地著 / 綾辻 行人著 / 有栖川 有栖著 / e‐NOVELS編
東京創元社 (2006.5)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
6つの川面に浮かぶ死体。描かれる風景-。綾辻行人・有栖川有栖・歌野晶午・大倉崇裕・佳多山大地・黒田研二の実力派作家6名が「川と死体」をテーマに競作。美しくトリッキーなミステリ・アンソロジー。

そうそうたる面子なうえ,題名の感じが好きで図書館から届くのを心待ちに
していた作品。
だったので・す・が。

読む直前に,でこぽんさんのブログで「評判がイマイチ?」との記述を見て
しまい,思い切りフィルターのかかった目で読んでしまいました。
ほんっっとーに影響されやすいこの性格をなんとかしたいもんです。

玉川上死 歌野晶午
水底の連鎖 黒田研二
捜索者 大倉崇裕
この世でいちばん珍しい水死人 佳多山大地
悪霊憑き 綾辻行人
桜川のオフィーリア 有栖川有栖

の6編が収録されてます。でかい川あり小さな川あり。平地を流れる川あり
急峻をくだる川あり。海外の川まであったり。

好き勝手なモチーフで作品を作るのとは違い,何かしばりがかかった状態で
かつ他の作家さんと競作するとなると,ちょっといつもとは違った書き方にな
ってしまうんでしょうか……
他の人と似ないようにという力みがみえるというか。全員じゃないんですけど。
作品として一番好きだったのは大倉崇裕さんだったです。
大御所二人は,自らのシリーズに絡めて物語を作ってるあたり,すこーし
あざとく感じてしまいました。って元のシリーズ知らないんですけどね。あはは。

それぞれの作品のあとにあとがきがあるんですが,黒田さんのが一番
笑えました。あわあわな様子がよく伝わって。

川に死体のある風景…と聞いて,わたしが思い出すのはオフィーリアの
アレ,ですかね。有栖川さんも書かれてますが。
そういや赤毛のアンもオフィーリアごっこしてたよな,と思い出してみたり。

川を流れる死体というのは,何か心のどこかを刺激する風景なんですかね。
怖いとか不気味を超えた何かがあるというか。
…でも実際に目にしたらきっと腰を抜かすと思いますが。
あるいは黙ってじっと見送ってしまうんだろうか……。

6人の作家の誰かが好きなら読んで損はないでしょう。
というかあたしはフィルターかかった目で読んでしまったので,フラットな
気持ちで読まれた方の感想を聞いてみたいものです。

川に死体のある風景

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  • 川に死体のある風景 著者:歌野 晶午他アンソロジー

    Excerpt: ≪採点(読むなび!参照)≫ 合計:47点 採点内訳へ ≪梗概≫ 六つの川面に浮かぶ死体、描かれる風景。実力派作家6名が「川と死体」を題材に競い合う!美しく、トリッキーなミステリ・ア.. Weblog: 読むなび!(裏) racked: 2006-07-29 16:54