「10月はたそがれの国」 レイ・ブラッドベリ
10月はたそがれの国
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8.18
レイ・ブラッドベリ著 / 宇野 利泰訳
東京創元社 (1997.3)
通常2-3日以内に発送します。
東京創元社 (1997.3)
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内容紹介
ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。ジョー・マグナイニの挿絵十二枚を付す決定版。
ブラッドベリはいいよいいよと言われ続けておりまして。
そして某紙の書評欄で、朱川湊人氏がこの作品を絶賛されてたので借りて
読んでみたわけです。
……ちゃんと上記内容説明を読んでから読むべきでしたorz
小さい頃ポーの「黒猫」でノックアウトされて以来、こういう系の作品は本当に
苦手だ!あああ怖いよ!!
しかしついつい読んでしまうこの力。さすが人気作家の力というべきか。
想像しないように、しないようにして読んだんですがやっぱり怖かった…
そして20Pくらいの話をこれだけのクオリティに仕上げてるあたり脱帽です。
ほんとうにうまい。
そして朱川さんも言ってましたが、この作品を日本語訳にするときに
「10月はたそがれの国」と題名をつけた人のセンスがもーのすごいっすね。
原題があんなにシンプルなのに。うまいなあ。
10月がついた作品といえば、「遠い空の向こうに」の原題にもたしか10月が
入っていたような。「October Sky」だったか?。この訳も個人的にとても好き。
一作目で早くも苦手意識ができてしまったわけですが、後期のSF作品を
読まないことには止められん!ということで、またなにかに挑戦しようと
思ってます。もしなにかお薦めあったら教えてください。
できれば怖い要素が極力入ってない作品をお願いします。ひとつよろしく。