「春になったら苺を摘みに」 梨木香歩

春になったら莓を摘みに
梨木 香歩〔著〕
新潮社 (2002.2)
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内容説明
「理解はできないが受け容れる」 学生時代を過ごした英国の下宿の女主人・ウェスト夫人と住人たちとの騒動だらけで素敵な日々。徹底した博愛精神と時代に左右されない手仕事や暮らしぶりが、生きる上で大事なことを伝える。

梨木さんの作品は「西の魔女が死んだ」から読み始めて順番めちゃくちゃに読んでるんですが、このエッセイもとても読書仲間に評判がよいようなので気になってました。でやっと読了。全編に流れる雰囲気が、初期梨木作品のそれと似ていて、ああ梨木さんの作品には、梨木さんを形作ってきたものが無意識に(意識的にかもしれないけれど)表現されているんだな。と思いました。

そして、学生時代にこんなステキな人生の先輩たちと出会えた梨木さんは幸せだと思う。「理解はできないが受け入れる」って、とても難しいことだから。
理解できないものに反発したり、無視したりするのは自分を守るためでもあるんだろうけど。
抵抗せずとも守れる人っていうのはすごいよな…わたしもいつかそうなりたいものです。

英国は一度、とても短い期間旅行で行ったことがありますが、そのときの印象は可もなく不可もなく…というもので。しかし大ファンな友だちもいるので、何か体感できなかったよいところがまだまだあるんだろうと思っていたのですが。
このエッセイでその片鱗をちらりと垣間見せてもらえた気がします。

英国もまた行きたいな。本を読むごとにやりたいこと、行きたいことなどがどんどん増えていきます。「書を捨てよ、街へ出よう」って言葉はもしや寺山さんもわたしと同じような思考回路だったからか!?(←たぶん違う)

春になったら苺を摘みに

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  • 春になったら莓を摘みに*梨木香歩

    Excerpt: ☆☆☆☆・  著者が学生時代をすごした英国の下宿。  かつてそこには、児童文学者ベティ・モーガン・ボーエンこと  女主人ウェスト夫人とさまざまな人種や考え方の住人たちとの、  騒動だら.. Weblog: +++ こんな一冊 +++ racked: 2006-10-27 21:58