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zoom RSS 「ブラバン」 津原泰水

<<   作成日時 : 2006/11/06 20:09   >>

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ブラバン
ブラバン
posted with 簡単リンクくん at 2006.11. 3
津原 泰水著
バジリコ (2006.10)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
1980年という醒めた熱狂の季節に、音楽にイカれバンドに入れあげるボーイズ&ガールズが織り成す、青春グラフィティ。クラシックの、ジャズの、ロックの名曲にのせ、総勢34名のメンバーが繰り広げる大群像劇。

帯や題名の感じから、もっとあっつい青春群像劇、あの「青春デンデケデケデケ」みたいな作品かとわくわくしながら読み始めたんですが、少し拍子抜け。
……津原さん作、ってところをちゃんと斟酌してなかったあたしの落ち度ですが。
どちらかというとまったり、でも静かに燃える炎を感じる作品でした。

えーあらすじをざくっと書きますと。
1980年前後に広島の某高校でブラスバンド部に所属していた面々が、その一人の結婚式でそのブラバンを再結成させて何か演奏しようじゃないか!ということで、徐々に面子をそろえていくわけですが、卒業してもう25年くらい経つともう誰がどこに行ってるかさっぱりわからないわけですよ。卒業後の足取りがつかめない人がいたり、海外を飛び回る人がいたり。不幸な事故で楽器の鳴らせない人がいたり……。
それでも徐々に集まるメンバー達。
その現在と、高校時代の話が交互に語られながら物語は進みます。

中に出てくる広島弁とかブラバンの様子がやたらリアルだな〜と思っていたら、津原さんは広島出身で、しかも学生時代はブラバンやってたらしい。どうりで。

温度の低い語り手なので、聞いてるほうもさほど温度上がらないんですが……よく読むと学生時代は結構いろんなことやってるなぁ。合宿で女湯覗いて反省文書かされたり、文化祭で演奏途中に突如反乱して、一部の部員だけでやりたかった曲を演奏しちゃったり。

現在、もう40歳くらいの主人公たちが最初は「ええ〜ほんまにやるん?僕はしないけども」とか言いつつなんだかんだで楽器を演奏することになるのは、やはりその高校時代の輝きを忘れていなくて、なつかしく思っているからなんだろう。

あたし自身は高校時代運動部で、しかももうかなり離れた土地で生活してるので、昔の部員で集まってまたやるか!と言われても参加はできないんですが……それでもやってるって聞いたらきっとうらやましいと思うんだろうな。

作中には往年のジャズやクラシック、ロックの名曲がたくさん出てくるんですが曲名覚えるのがすごーく苦手なわたしは半分以上わからず。これもきっとわかったら楽しいと思います。

昔ブラバンやってた人はかなり楽しめる話だと思います。
やってなかったとしても、この話に感じるところがある人はきっと多いはず。
帯に書かれた内容とはだいぶ違いますが、これはこれでよいお話でした。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。TBありがとうございました。
テンション低い青春小説でしたね(笑)この温度の低さも肌に合ってて、でもとても楽しい小説でした。ブラバンやってない人でも楽しめたようですね。良かったです(いや、私が書いたわけじゃないんですが。笑)
ざれこ
2006/11/13 02:20
こんばんは。こちらこそコメント&TBありがとうございます。こんなにテンション低くていいのか!とも思いましたが、まあ文化系ですし、こんなもんかな?(笑)ブラバンに弦バスが混じってることすら知りませんでしたが、とても楽しめました(*^_^*)
まみみ
2006/11/14 20:29
なんだか似た様な感想になりましたね…(笑)。でも正直なところなんですもーん。でも誤解のないよう…ブラバンは体育会系文化部ですから!!!熱いです!そんなまみみさんににはブラバンものじゃないけど『階段途中のビッグ・ノイズ』がオススメです。ほら、ギタリストだし!
chiekoa
2006/11/16 13:30
>chiekoaさん
同じく感想を読んでて「似てる」と笑ってしまいました。でも正直に書いてこうなんですから、しょうがないですよねー。おすすめいただいた作品、さっきさっそく注文しました!越谷さんの新作が出てたなんて!!と軽く興奮気味です。
まみみ
2006/11/16 21:20
テンション低かったですねー。でも覚え書きや業務連絡みたいに味気なくなかったのは、津原さんの技量なのでしょう。ブラバンでなくても、高校時代のことを思い出しました。文化系クラブは、ホントはもっと熱いぜ!といいたい私・・。
藍色
2006/12/09 15:53
>藍色さん
確かにこれだけの人数が出てるというのに、ちゃんと物語が動いてましたからね。津原さんさすがです!という感じでしょうか。文化系クラブに属していたことはないんですが、熱いんですね?ふむ、そちらも気になります。
まみみ
2006/12/09 21:39
確かに熱くはなかったです。テンション低め。でも津原さんということで妙に納得してしまいました^^;
高校時代は筝曲部でお琴を弾いてたんですが、あれはテンション低かったです。女子高ならではのドロドロもなかったし。中学時代の部活のトラウマでそうしたのですが、今となってはもっと濃く過ごせばよかったと思います。
june
2007/01/01 15:07
>juneさん
おぉ、お琴。わたしは高校時代、授業で三味線やらされてました。必修だったのでイヤイヤでしたが、もっと楽しんでおけばよかったか?と今になって軽く後悔。やはり後悔は先に立たないもんですねえ。
熱い高校時代、憧れです。熱くなくてもこの作品みたいな高校時代でも可。
まみみ
2007/01/03 22:32
この作品、ぼくはもう少し熱くなって欲しかったです。少なくとも、再会、再演奏にもう少し、希望とか夢とかをきちんと書いて欲しかったですね。この作品の登場人物たちと同時代の、そして同様にくたびれた中年「男子」としては(苦笑)
すの
2007/03/11 09:12
自叙伝のようなものであれば、別にこのテンションでも構わないと思います、わたしは。実際やったらこんなもんでしょうしね…まあすのさんの好みにはあわなかったということで(笑)。
まみみ
2007/03/12 11:41
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