「この庭に 黒いミンクの話」 梨木香歩

この庭に
この庭に
posted with 簡単リンクくん at 2007. 2.21
梨木 香歩文 / 須藤 由希子絵
理論社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
雪のふる小屋にこもる主人公は、ある日、日本人形のような白い顔の少女に出会う。「この庭に」と、彼女が語りだす。「この庭に、ミンクがいる気がしてしようがないの」 不思議な魅力ある、もうひとつの「ミケルの庭」の物語。

「もうひとつの「ミケルの庭」ってなに?」というところからもう何かが間違ってるわけですが、どうも「りかさん」→「からくりからくさ」に続くシリーズみたいです。
「からくり~」読んでるのに「りかさん」未読っていうのが痛いな~~。
相変わらずあたしというやつは。ていうかシリーズならシリーズって書いてくれよぅ!!
と外にやつあたりをしてみたい気分です。いえ、ちょっとだけですけどね。ぶつぶつ。

まあでも「りかさん」読んでいなくても、「からくりからくさ」読んでいたのでなんとなーくつながりがわかりました。そうか、あのときのコドモがこんなに大きく……しみじみ。

モノクロの無声映画の雰囲気は、ひとえに挿絵の効果なんでしょうが……独りで静かに籠もって心を癒している主人公が、お酒のせいで見てる幻(?)とうつつの間を行き来していて。そこに少女がやってきて、自分の大切にしていたミンクがいなくなった、きっとこの庭にいるはずだ!と言い残して出て行く。そのうち主人公はミンクを見つけて、奇妙な共同生活をすることに。

なんだか不思議な話だなあと思っていたのですが、後半場面が展開してから謎が解けます。ああ、そういうことだったのか~とそこで納得。ネタバレになるので詳しくかけませんが、「らしさ」が見事に表現されてます。
短いお話ですが、とてもすてきなお話でした。

ミンクの襟巻き、わたしも幼いときに祖父から旅行みやげとしてもらった記憶があります。
あのすべすべとした肌触りを思い出しました……今どこにしまっているやら。
たぶんなんでも保存してある実家のどこかにはあると思うので、また探してみようと思いました。…宝探しっていうか、遺跡発掘くらいの根性と気力が必要ですが。が、がんばります。

この庭に―黒いミンクの話

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • この庭に 黒いミンクの話 [梨木香歩]

    Excerpt: この庭に―黒いミンクの話梨木 香歩 理論社 2006-12 雪のふる小屋にこもる主人公は、ある日、日本人形のような白い顔の少女に出会う。「この庭に」と、彼女が語りだす。「この庭に、ミンクがいる気が.. Weblog: + ChiekoaLibrary + racked: 2007-02-27 17:53
  • 「この庭に―黒いミンクの話」梨木香歩

    Excerpt: この庭に―黒いミンクの話 須藤 由希子,梨木 香歩 人生に疲れ、北の街にある知り合いの家にやってきた私。酒びたりの日々、目が醒めると門扉の所にいる女の子。ある日、その子に声をかけるため.. Weblog: ナナメモ racked: 2007-02-28 21:58
  • 梨木香歩/この庭に 黒いミンクの話

    Excerpt: 厭世観に囚われたアル中な主人公のシュールな幻想かと思ったらからくりからくさに繋がる話でしたか・・・ りかさん、からくりからくさに絡むと判っただけなのに自分の中で理解不能ながらもそれなりに納まるのも面白.. Weblog: 机上庵方寸を目指す輩の独り言 racked: 2007-03-09 20:59
  • 『この庭に ~黒いミンクの話~』/梨木香歩 ○

    Excerpt: 『りかさん』、『からくりからくさ』に微妙に続く、物語のようです。とはいえ、上記2作品とはあまり関わりがなく、『からくりからくさ』で産まれた、マーガレットの子供の見た夢の話、のような、そうでないような・.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2007-06-27 22:02