「リレキショ」 中村航

リレキショ
リレキショ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.24
中村 航著
河出書房新社 (2005.10)
通常2-3日以内に発送します。



内容説明
弟と暮らすのが夢だったの。「姉」に拾われ「半沢良」として生れ変わった僕の人生。そして、その日常にウルシバラという予備校生の女の子。彼女の手紙に誘われて不思議な時間が…。第39回文芸賞受賞作。 (文庫版)

中村さんの「始まりの3部作」購入を機に再読。
やっぱりこの世界、なんだかよくわからないけど大変好きです。3部作の中でも一番好き。

姉に拾われて、「半沢良」という名前で生きることになった僕。ガソリンスタンドでバイトをしたり、姉さんとその友達とご飯を食べたり、公園で護身術をひとり練習したり。そんな日常に入り込んでくる、ウルシバラからの手紙。ウルシバラの手紙によって、「僕」の日常はまた広がってーというお話。

なんていうか非常に閉じた感じもあるお話なんですが。
全体的には肯定感につつまれていて、そこが読んでて気持ちいいというか、楽というか……文庫版解説の河野さんも言われているように、この物語自体が読者にとっての「どこにでも行ける切符」の役割を果たしてるんだなぁと思います。
「どこにでも行ける切符」。それをいついかなるときも手にしてることを忘れないでいること。それだけで人生どんなに楽に生きられるか…とそこまで考えるのはやりすぎですか。
でもわたしはそう思いました。

「リレキショ」「夏休み」「ぐるぐる回るすべり台」。この3部作、全部解説をアーティストの方が書かれてるんですけど、どれも結構読み応えがあります。
一番しっかり書かれてるなーと思ったのは「リレキショ」で、一番笑えたのは「ぐるぐる回る~」のそれかな。「夏休み」は可もなく不可もなくという感じでしたが、物語もそんななんで、まあそれでいいかと(いいのか?)。

「リレキショ」は夜の物語なので、夜に読むのが似合うかと思ってやってみたら、やっぱりよかったです。こういうことできるのもGWの醍醐味ですね。

リレキショ

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