「夏休み」 中村航

夏休み
夏休み
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.25
中村 航著
河出書房新社 (2006.6)
通常2-3日以内に発送します。


内容説明
離婚するときは一緒にしよう…。僕と吉田くん夫妻は、妻同士の絆で繋がる2つのカップル。永遠と一瞬が交錯する不思議な夏。吉田くんの家出をきっかけに始まった僕らの旅の行方は? 『文芸』掲載を単行本化。

中村さんの作品の中でも淡々とした日常にひそむ、一発逆転劇を描いた作品…てことであってるのか、な?
離婚するときは一緒にしよう、と変な約束を結んだ二人の男がいて、そのうちの一人が失踪。途中で帰ってくるものの、今度は妻側が彼を許し、やり直すためにはゲームで男が勝たねばならないという要求をつきつけて…というようなお話、かな。

大枠はそうなんですが、あとはひたすら淡々とした日常が描かれてます。
この主人公である「僕」の生活はとてもクリーンで静かで統制がとれてて。なんだかこの生き方がすごーくうらやましく感じてしまいました。一日一日を丁寧に過ごしてて、奥さんとの仲もよくて。毎日がうまく回ってることに、すごく満足を感じている。
そんな生活したいよな…いつもなんだかめまぐるしい日常に忙殺されてるせいか、よけいにそう思ってしまいます。

あとこのお話、出てくる食べ物がとてもおいしそうなんですよね。そこも高ポイント。あたし、食いしん坊なんで食べ物の話に弱いんです。
吉田くんの作る朝食も、吉田君と僕が泊まった温泉旅館のごはんも、僕と義母が食べてる親子丼とお茶も。なんだかすべてが「食べてみたい!」と思えるシロモノです。そこばっかり繰り返し読んでしまいました。…腹減ってるのか?(←自分への問いかけ)

この物語がどんな決着を迎えるのか。それは読んでみて確認してください。
しかし離婚するかどうかをゲームの対戦で決めるってのはいかにもイマドキな感じ?いやそうでもない?なんだか中村航さんに翻弄されっぱなしの読書でした。

夏休み

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック