「ハンプティ・ダンプティは塀の中」 蒼井上鷹

ハンプティ・ダンプティは塀の中
蒼井 上鷹著
東京創元社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
鉄扉の閉まる重い音がした。七月某日午後三時ちょい過ぎ。おれが外の自由な世界から締め出された瞬間だった。――第一留置室の新入りとなったワイは、そこで四人の先客と出会う。デンさん、ノブさん、ハセモトさん、そしてマサカさん。案外みんなから親切に扱ってもらっているうち、ワイはハセモトさんが逮捕された事情を聞くことになり――(第一話「古書蒐集狂は罠の中」)
第一留置室で繰り広げられるおかしな謎解き合戦。必ず最後に真相に辿り着くのは、誰よりも胡散臭いマサカさん!? 留置場版日常の謎(?)など愉快な五編を収録した連作ミステリ。


相変わらず凝りに凝った設定で物語を作られる蒼井さんがミステリ・フロンティアに初登場です。
今回はそんなにブラックでもないな~と思いつつ、なんだかじわりと不気味さが漂うそんな奇妙なお話が5つ入ってます。

正直ややこしすぎて、なんだかよくわからねえな~という話もあるんですが、そりゃあたしの理解力が足りないからですね。あっはっは。

本当にマサカさんが胡散臭くてびっくりです。ハンプティ・ダンプティに似てるとか言われてる時点でもうただものじゃないし。
普通の人間が卵に似てるってどういうことなのよ?
でも留置所だからか、そんな変わった人がいても特に問題なく溶け込めている(?)という不思議。
このマサカさんに関する謎が、一番ひねってあって、物悲しいようなダークなような不思議なお話でした。

蒼井さんはただブラックなだけの作家さんじゃないんだなと思わされた一冊。
今後の作品も楽しみです!

ハンプティ・ダンプティは塀の中

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  • ハンプティ・ダンプティは塀の中 [蒼井上鷹]

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