「きみはポラリス」 三浦しをん

きみはポラリス
三浦 しをん〔著〕
新潮社 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…。世間の注目も、原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてやろうじゃないの! ということで生まれた、恋愛小説の名手が紡ぐ、11の「恋愛」の形。

…上記説明の「恋愛小説の名手」という言葉にややひっかかるのはあたしだけですか?三浦しをんさんの作品で、もろに恋愛をテーマにした作品ってそんなになかったんじゃなかったっけ?アンソロジーでちらりと見たくらいで。
と思っていたら、案の定今まで書いた恋愛短編を集めた本でした。きゃー、わたしの好きな「春太の毎日」も載ってるよ!ということでかなり盛り上がりながら読みすすめました。

三浦しをんさんご本人もブログに書かれていたように、恋愛小説というより「変」愛小説的なにおいが強いですが。これはこれで恋愛を描いたといえるんだろうなぁ……
しをんさんならきっと普通の恋愛小説は描かないだろうと期待して読んだら、それにたがわずものすごくいろんな愛の形を読ませていただいたという感じです。

これは…直球の恋愛小説は作者の三浦しをんさんがこっぱずかしくて書けずにこんな形になってるのか。それとも読者の期待…たとえばあたしが上記で書いたみたいなものに応えた結果、こういう作品ばかりになってしまったのか。なんかそういう気もします。それくらい一般で考えるところの恋愛小説からは結構離れたものになってるので。

思うに「恋愛」ってのはしをんさんの作品作りにおいてそんなに重要なポイントじゃないと思うんですよ。今までの作品を見るにつけ。
そんで、別に恋愛そんなに絡めないでも今までこれだけおもしろい作品作ってこられてるんだから、もう無理やり恋愛小説書かさなくてもいいんじゃないかなーと思うんですが、どうですかねえ。
なんで世間の人はそんなに恋愛小説が好きなんだろう。
自分自身がそんなに興味ないぶん、そのあまりの偏重ぶりにはちょっとわからんもんがあります。

ああ、また今回の作品集についての感想にあまり触れられてないなぁ。
ええと、好きだったのはやはり「春太の毎日」と「裏切らないこと」、あと「冬の一等星」なんかも好きでした。結構全部クオリティ高いので嫌いな作品はないかもしれない。
コミカルなものあり、シリアスなものあり。今までの三浦しをん作品の集大成としての読み方もできると思います。

恋愛小説好きな人もそうでない人も楽しめる貴重な一冊かと。

きみはポラリス

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