「林檎の木の道」 樋口有介

林檎の木の道
林檎の木の道
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5. 9
樋口 有介著
東京創元社 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
千葉・御宿の海でぼくの元恋人が自殺した。気まぐれで、なにかと周りの人間を巻き込むヤツだったけど、決して自殺するタイプじゃなかった…。甘酸っぱいなにかに揺さぶられ、ぼくは「自殺」の真相を探り始める。

樋口さん、なんだかんだ言って「つい」読んでまう作家なんですが。
高校生のハードボイルドがこんなに違和感が(っつーか失笑感?)あるとは読んでみるまで思いませんでした。
この主人公が何度も他の人に「いつもそんなしゃべりかたなの?」って聞かれてますが、聞いちゃうよな。その気持ちわかるよ。
あたしなんかもう、ウンザリされるほど何度も聞きそうだ。「マジでいっつもそんなんなの?」って。そしてイキオイ生い立ちとか家族構成とか聞きだして、一体何が彼をそうさせたのか、ってところまで突き詰めていきたい所存ですよ!

……さて。文句めいたことはこんくらいにして。

一応、というかミステリーです。元カノは自殺なのか、それとも事故なのか他殺なのか。一介の高校生が調査するには難しい問題のところ、主人公は軽快なフットワークと母親の恋人の新聞記者のネットワークを最大限に駆使して、その謎をひも解いていきます。
相棒はその元カノの友達にして、主人公の幼稚園時代の同級生の涼子。…しかしこの子は全然事件解決に至るプロセスで役に立ってませんが。なんのための存在?花??
性格的にもかなりアレで、この子とつきあっていける主人公の懐の深さにちょっと敬意を抱いてみたり。いや…しかしこういう子が意外と男性には受けるのかもしれんな。ふむ。メモメモと。

魅力的なキャラ設定と無理のないストーリー展開で、最後まで飽きずに読むことができました。あと、読んでる最中とにかく「暑さ」を感じます。5月の夏日に読んだこともあり、読んでて気分的に汗びっしょりな感じを味わえました。

これ、どうも樋口さんのデビュー3作目らしく。「ぼくと、ぼくらの夏」「風少女」につづく青春ミステリらしいです。そっちもできたら読んでみようかなー。

林檎の木の道

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