「まんまこと」 畠中恵

まんまこと
まんまこと
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5.25
畠中 恵著
文芸春秋 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。


内容説明
江戸は神田。玄関で揉めごとの裁定をする町名主の家に生まれた麻之助は、たいそうなお気楽もの。支配町から上がってくる奇問に幼馴染の色男・清十郎、同心見習の吉五郎と取り組むが…。ふうわり胸が温まる畠中恵ワールド。

畠中さんといえば「しゃばけ」シリーズが有名で、しかも近日新刊が出るらしい…と聞いていたので、思い切り勘違いして読み始めた今作。し、新シリーズだったのですね。
でもこれも「しゃばけ」のそれとは違う楽しみがあってよい感じでした。

名主の家に生まれつつも、お気楽でちょっと(?)やんちゃな麻之助。まだ家は継いでないものの、いずれは当主となる身なので、いろいろと町内の難問奇問に取り組むことに相成るわけですが。気性がアレなのでどうしても真面目一本というわけではなく、かといってダメなわけでもなく。うまい具合にそれぞれを解決していく姿は、一瞬「この人実はものすごくデキる人なんじゃ…!?」と思ってしまうほどです。いや実際デキる子なんですけど。なんつーか「やればデキる子」って感じ?普段はほんとにねぇ…まあ人生、四角四面に生きるよりゃこういう風に生きられた方が楽だし、楽しいと思います。実はこういうキャラに弱かったりします。自分にないものを求めるってやつ?……ほんとですよ?

幼馴染をはじめ、脇を固めるキャラもいい味だしてます。
麻之助の切ない恋心の話もね。思わずぐっときますね。基本ハッピーエンド好きですが、こういう切ない話もかなり好きみたいです。昨日読んだ「冥王星パーティ」とも軽くかぶるような展開に、おおシンクロニシティ…と思いながら読みました。

そしてやはり江戸の町がいいですね。あまり歴史ものは今まで読んでないんですが、こりゃちょっとどころでなくハマりそうなくらいいい。
…いったんハマるととことんまで行く性質なので、そんな自分を抑えつつ、でもなんか他のおもしろい作品も探してみたくなりました。

でもこれ、新シリーズって銘打たれてますが。…ここで終わっておいたほうがきれいなんじゃない?と思ったりも。いやでももう続いちゃってるのかなぁ。
切ない終わり方だったから、ハッピーエンドでシメ!にしたいんだろうか。ううむ。
とかなんとかいいつつ、続編が出たらきっと読むと思います、ハイ。

まんまこと

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • 「まんまこと」畠中恵

    Excerpt: まんまこと 畠中 恵 町名主のお気楽な跡取り息子・麻之助。16歳までは生真面目で勤勉だったのに、ある日を境にお気楽な青年になってしまった。その麻之助を中心に、隣の町名主の息子で女好きの清十.. Weblog: ナナメモ racked: 2007-06-05 06:16
  • まんまこと<畠中恵>-(本:2007年139冊目)-

    Excerpt: まんまこと 出版社: 文藝春秋 (2007/4/5) ISBN-10: 416325840X 評価:80点 「しゃばけ」シリーズと同じく、江戸を舞台にした時代物。 ただし、こちらには.. Weblog: デコ親父はいつも減量中 racked: 2007-11-17 14:53