「青年のための読書クラブ」 桜庭一樹
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内容説明
山の手のお嬢様学校、聖マリアナ学園。異端者(アウトロー)が集う「読書クラブ」には、100年間語り継がれる秘密があった-。史上最強にアヴァンギャルドな“桜の園”の物語。『小説新潮』掲載に書下ろしを加え単行本化。
他の方のブログを見ると、みなさんそれぞれ過去に出版されてる作品を思い出したみたいですが、確か誰ともかぶっていなかったような……そんなあたしが思い出したのはアレです。川原泉さんの「笑う大天使」。去年くらいに映画にもなったから、知ってる人も多いでしょうか。
あのすんごいお嬢様学校ぶりとか、そこに毛色の変わった人が紛れ込んでる感じが似てるかなと。
そしてそう思ったあとで、やはりこういう閉じられた空間って、つい気になっちゃうものなんだろう。と確信しました。見てみたいよあの塀の中。そこはどんな場所で、どんな人がいるんだろうと。覚えず想像しちゃうと思います。学校でも病院でも刑務所でも(←同列?)たぶん侵入の難易度が高まれば高まるほどに、興味も比例して強くなるかと。そういう意味でいうと、このお話の魅力もちょっとは伝わる…はず。伝わるよね?(自信なさげに)
んで、ただでさえ特殊な環境下にあるというのに、さらにそこから外れるわけですから。ある意味最強で最変な人たち、それが読書クラブです。マイノリティーなので、基本めだたず騒がずの彼らなんですが。変であることは何か変なものを招き入れる性質でもあるのか、100年の歴史の中ではいろいろな事件と係わることになります。そんなあれこれを描いたこの作品、かなり楽しめました。相変わらず桜庭さんは、この年代の少女を描くのが上手でいらっしゃる。
……ということで、なんだかほとんど内容に触れてないことになってますが。触れるとどうしてもネタバレしそうでな……他の素敵読書ブログをあたってみてください。
