「ハル、ハル、ハル」 古川日出男

ハル、ハル、ハルハル、ハル、ハル
古川 日出男

河出書房新社 2007-07
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内容説明
衝撃、戦慄、驚愕、震撼、圧倒、怒濤、脅威! この物語は全ての物語の続編だ。暴走する世界、疾走する少年と少女。3人のハルよ、世界を乗っ取れ。乱暴で純粋な人間たちの圧倒的な現在を描いた、著者の最高傑作。

収録作は以下の3編。

ハル、ハル、ハル…数奇な運命のもと、巡り合った3人の「ハル」の逃避行(?)
スローモーション…この日記の読み手は「私」じゃなく「あなた」。ある1人の女性の日常と、不意に遭遇した非日常。
8ドッグズ…おれと彼女の5歳の差。それをうめてくれるはずの8。8匹の犬。

なんかうまく内容が要約できませんでした。
どれも急に暗転したようにぶちっと終わってます。正直、つづきが非常に気になります。でも書いてあったらそれはそれで無粋ってやつか…
一般的には「なし」なことが「ここ」では許される。そういう力を物語から感じる気がします。

スピード感や臨場感。
まさに今、ここで。目の前で起こる出来事を眺めているようでした。
こちらから何か働きかけができるわけじゃないけど、どうしても目がそらせない。そんな感じ。映画を見てるような感じっていうか…
人によって違うだろうけど、わたしはなんとなく浅野忠信さん主演の「Focus」って映画を思い出しました。

相変わらずの古川節も健在です。
読み終わったとき、つい文体が似そうになります。
強い吸引力があって、なんだかひっぱられるようです。

古川さんの作品は、どれも妙にインパクトがあって、こんなに忘れやすいわたしですら、おぼろげに内容を記憶しているのが多いです。
確固とした自分のスタイルがあって、それを貫いてる人ですね。ハマる人は相当ハマるんじゃないかな。読んだことない人いらしたらぜひ1冊。

ハル、ハル、ハル

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この記事へのトラックバック

  • 「ハル、ハル、ハル」古川日出男

    Excerpt: ハル、ハル、ハル 古川節炸裂でした。読んでいるうちに加速してくる感じの、この文体が好きなのです。3編の中編なのですが、どれも文体だけでなく、それぞれ超えっぷりというんでしょうか、ふっとんでる設定.. Weblog: 本のある生活 racked: 2007-10-11 15:29
  • 『ハル、ハル、ハル』/古川日出男 ◎

    Excerpt: ~~この物語はきみが読んできた全部の物語の続編だ。ノワールでもいい。家族小説でもいい。ただただ疾走しているロード・ノベルでも。いいか。もしも物語がこの現実ってやつを映し出すとしたら、かりにそうだとした.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2008-02-09 22:30