「きみの歌が聞きたい」 野中柊
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内容説明
幼なじみの絵梨と美和。美和の夫には恋人が、そして美和と週一度の関係をもつ少年ミチル…。奪うためではなく、与えるための、優しさに満ちた3人の気持ちがしみわたる、旬の才能によるトライアングル恋愛小説。
読んで二か月くらい経つのに、感想を書きあぐねていた作品です。そろそろ書いておかねば…と思い立つも、内容をほぼ忘れてまして。図書館行ってもう一度ざっと読んでみました。
そんでもやっぱり書きにくいな~。恋愛小説読むの…やめるか…?
といいつつ、野中さんの新作を借りてきてしまいましたが。
もうちょっとわくわくしながら読みたいものです。少女漫画ならときめけるのに!
年がいもなく…とか言われるレベルで!うん、たぶん周りの人は言わないだろうけど。あたしがあたしに言ってます。大人になれよ!!
さて。気をとり直して。ざくっと内容を記しますと。
絵梨と美和は幼なじみで、今は二人でアクセサリーを作り販売する小さな仕事をしています。そして上記内容説明にあるとおり、正体がさだかでない少年・ミチルが絡んできます。最初は絵梨と、そのあと美和とも関係をもつミチル。ふらふらしているミチルは、美和に対してだんだん強い愛情を抱くようになるけれど、彼女は結婚していて……てな感じ、か?
この3人の関係、決して健全なものではないんです。ゆがんだ関係だけど、3人はこれで調和している…というか満ち足りていて。
でも、満ち足りているけどどこか残酷です。そしてその絆はもろいです。「奪うためでなく、与えるための…」とか上には書いてあるけど、すごく刹那的なものな気がしました。
そんな関係は、最終章であっけなく壊れてしまいます。
そうくるか…と読んでてびっくりしました。最後らへんの展開も読めなかったですね~
何年後か、それ以上あとか。この濃密な3人の関係を彼らは思い出すでしょうか。
あとになって振り返ったら、甘く、やさしい気持ちになったりするんでしょうか。
今のわたしは、もしかしたらこの作品で描かれたものがちゃんと読みとれてないのかもしれません。あと何年か経って、いくつか恋をしたあとでもう一度読んでみたい気がします。
