「月光スイッチ」 橋本紡

月光スイッチ月光スイッチ
橋本 紡

角川書店 2007-03
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内容説明
恋人のセイちゃんの奥さんが、子供を産むために実家に帰っている1ヶ月半、ふたりだけの生活が始まった。待ち望んでいた穏やかな日々、なのに私は押入れでしか眠れない…。ひと夏の小さな軌跡。

うぬ~ん。
帯の謳い文句(上の内容説明のような感じの)を見て、読む気が失せて半年放置してたものの、やっぱり気になる…と読んでみましたが、がが。
うぬ~ん。…とこんな感じに感想を書きあぐねてる始末です。最近こんなんばっかりだ。

ダメげな女の子とまるでダメな男の恋愛の話およびその他です。初期の角田光代さんにも似てるかな……まあそこは橋本さんが書くお話なので、あれほどの痛々しさはないんですが。どこか浮世離れしてるというか、じめっとした感じもないし。女性作家ならこういうのもっとどろどろに書きそう。
まあ恋愛自体はダメなんですが、この生活自体は実りあるよいものでしたね。いい人たちとの出会いもあったり。一緒に暮らすことで自分の立ち位置をじっくり考えるきっかけになったりね。ダメな主人公でしたが、周りのキャラのよさにずいぶん助けられてると思いました。

以下思いついたままにグダグダ書きます。それっていつもだよねってつっこみは自分でよくわかってるのでノーサンキューで。

○○でしか寝られない、っての橋本さんよく使いますよね。「よく」とか言って2作品しかないけど。過度の一般化はダメですね。もっと考えて発言しろ>自分

この主人公の恋人の男も本当にダメだった。最初の設定からもう切って捨てたいキャラなんですけど、最後の方の展開、最悪。地獄に堕ちろと真剣に思うわ。こんなボンボンもっと苦労させろ!そのヌルい根性叩きなおしてやりてえ!ですよ。いやでもかかわるのもイヤだわ……そんな奴なのに主人公は好きなんだよな~~ほんとに恋って人を馬鹿にするよね。恐ろしい!!
…ヒートアップしすぎたのでちょっとクールダウンしましょう。ふぅぅぅ。

あとご飯の描写が毎度すごくおいしそうです。ダ・ヴィンチかなんかの著者コメントで「出てくるご飯はだいたい自分で食べたことあるやつです。レシピあります」てなことを言われてたんで、そんなんなら最後の方のページにいくつか書いてくれないかなと思いました。たぶんそれ作って食べたい人多いと思うんで!橋本家の味を全国へ!!

ただ読んでみてやっぱり「…ソーホワット?(だからどうしたの?)」て感じがちょっとしました。橋本さんの作品てこういうの多いですよね。淡々と日常を描いたものが。この繊細な描写がウリだとわかりつつも、あまりに山谷がないと「もっとドラマ!なんかないのか!!一日一日の細部にもっと気を入れて臨んでなにかをひねり出せ!!」て気分になるんです。ダメな物語読みになってってるんでしょうか、わたし。気をつけねばな……
たぶんここんとここういう淡い雰囲気のお話ばかり読んでたから飽きたってのも一因でしょうね。おせちもいいけどカレーもね!という格言(?)もあるように、読む作品も緩急つけんとアレですね。今後気をつけます!

月光スイッチ

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