「有頂天家族」 森見登美彦

有頂天家族有頂天家族
森見 登美彦

幻冬舎 2007-09-25
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内容説明
狸の名門・下鴨家。父に先立たれた4兄弟は、一族の誇りを取り戻すべく、街を駆け回る。しかし、今日もまた狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす化かし合いが始まって…。『パピルス』掲載に書き下ろしを加え単行本化。

発売直後に買ったものの、図書館本に追われて(っつーか自分で自分を追い込んで)ずっと読めませんでした…見た目の厚さにもビビってたんですが、今回手にしてはじめて350ページくらいだと知って驚愕でした。500ページ超だと思ってたよ!

とまあいろんなものに追い込まれて読んでなかったんですが。
久しぶりに火宅に戻ることになり、じゃ向こうにおいてこよう!と読み始めました。

内容はまあいつもの森見さんのお話でして。
京都でファンタジー、阿呆な要素も多分に含みつつ、独特の森見節が冴える!てな感じ…かな……。はじめて主人公が人間でなく動物になりましたが。京都って実際問題、狸よく出るんですか!?ちなみに何度か言ってるように、神戸はあんなオサレイメージがあるってのに、イノシシだのアライグマが結構な数いて、住民とバトルをくりひろげてますよ。

ああ話を戻してと。これは上の説明にも書かれてるとおり、狸の一家の物語です。兄弟中で一番阿呆だと言われる三男を主人公にして、兄弟愛とか師弟の愛憎とか若い狸の成長だとかその他いろいろについてのお話。普段目にしない字が頻繁に出てくるので、結構大変でした。敵の狸一家「夷川」を「えびすがわ」と読む!と覚えたあたりで話終わったりな。

安易すぎて自分がいやになりますが映画の「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出しました。って観てないけどね!

後半予想外にシリアスな展開でちょっとハラハラしましたが、今までの作品からバッドエンド迎えたやつは記憶にない(ですよね?)ので希望を捨てずに読みましたよ!

どうやらこれ、もう続きの執筆(そして連載)が始まってるようですね。また読むのが楽しみです。あとどこかで今度の本屋大賞にノミネートしたとかしてないとかいう話を耳にしたので、そっちの動向も楽しみです。

有頂天家族

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