「トラや」 南木佳士

トラや
トラや南木 佳士

おすすめ平均
starsヒトと動物の係わり 生かされている自分
stars南木ファン以外は買わなくてもいいかと

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内容説明
冬の朝、死の淵に見入っていた私を引き戻したのは、足元にまとわりつく小さな生き物のぬくもりだったー。うつ病に苦しみ、老父の介護に疲れた私のもとへ現れた子猫トラ。ささやかだけれどかけがえのない家族の年月を描く小説。

内田百閒さんのエッセイ「ノラや」を読みたいと思いつつ読めてないわたし。
図書館の新刊コーナーで、表紙のかわいさと猫にまつわる話だろう!という予想に惹かれて借りてみました。

著者の名前に聞き覚えなくて誰なんだ?と思っていたら、「阿弥陀堂だより」の原作の人なんですね。医者しながら作家ってすごいと感心していたところ、さらにひどい鬱で苦しんでるらしいと聞いて余計にそう思いました。

書かれているの、はひとつの家族の子猫との出会いから、年を経たのちの別れまで。猫重視の作品かと思いきや、重い鬱病患者のヘビィな日常を克明に描写してあって、その綱渡り感にかなりドキドキしました。
ここまでひどくないけど、でも他人事には思えんというか。
鬱の時のひどい心のありさまや、ゆっくりゆっくり回復していく様子に救われました。
猫との生活がなかったら、途中で命を絶ってたかもしれない。というほど重要な猫ですが、猫との触れ合いについてはあっさり書いている印象でした。でもその何気ない感じがリアルな生活を思い浮かべられてよかったです。

猫いいよなー。買いたいのに社宅暮らしだったり賃貸でもペット禁止だったりでなかなか飼えません。母方の祖母宅に行って、たまにそっと眺めるのが精いっぱいです。気性が荒いらしくさわらせてもらえません…悲しいことに。いつの日かなでさせてもらいたいです。

脱線しました。
猫好きだけど飼ってないので断言できませんが、猫と生活してる人が読むとより楽しめるのかな。と思います。
さて、わたしは近いうちに「ノラや」の方も読んでみようと思います!

トラや

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