「シグナル」 関口尚

シグナルシグナル
関口 尚

幻冬舎 2008-02-22
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内容説明
地方都市の映画館でアルバイトを始めた恵介。そこで出会った映写技師の杉本ルカは、外へ一歩も出ることなく映写室で生活しているらしい。バイト採用の条件は、不可解な3つの約束を守ること…。切なく胸を打つ青春ミステリー。

関口さん初読みです。「青春ミステリ」の語句につられて読んでみました。
内容は上記のとおり。その不可思議な映写技師の「ルカ」と、恵介の弟の学校でうわさされている「ウルシダセブン」の「月曜日のルカ」にはなにか関係性があるのか?ってのがミステリの主軸でしょうか。
そのエピソードと同時に、恵介兄弟とその父親との確執が描かれてます。

わかりやすい形で、精神的に脆いひとたちがいろいろ出てきてました。恵介父とかレイジとか。特にレイジはなあ。ものすごくイマドキの子(っておばちゃんか!)だなと思いましたが、昔からいたのかもな、もしかしたら。


「ウルシダセブン」という言葉からも推測されるように、若い感じのお話です。無論この主人公たちの年齢じゃなくても楽しめるんですが、もう少し若い時に読めてたらもっと楽しめたかなあという気もしました。恵介たちと父の話もなんか中ぶらりんで終わっちゃったしなあ。読み飛ばしてただけで、ちゃんと決着してたんだろうか。

一言でまとめるとしたら、66Pにあるルカのセリフ。
「やさしいという生き方ほどつらいものはないってね」
これにつきるでしょう。この言葉にひっかかった方は、読んでみるといいと思います。

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