「煌夜祭」 多崎 礼

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼

中央公論新社 2006-07
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内容説明
【C★NOVELS大賞大賞(第2回)】語り部の生業は、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩くこと。年に一度の語り部の祭り「煌夜祭」が行われる冬至の夜、彼らは、人を喰らう恐ろしい、だが儚くも美しい魔物たちの物語を語り出した…。

やぁ、おもしろかったです。
大人になってからファンタジーが苦手になり、某超大作のあれこれがあまり楽しめなくてさみしかったんですが、ワシもまだまだ現役でいけるわい!と突如急激に自信回復してみたり。
つまるところは作品との相性なんでしょうね。
といいつつ、読む前は表紙絵とあらすじみただけで気分萎えてたりしたわけですが……まあ終わりよければすべてよしということで。

あらすじは上記のとおりです。
冬至の夜、祭りの会場に集ったのは2人の語り部。朝になるまで、めいめいが集めた話を相手に聞かせていく…という形をとってます。語られた話は7つ。それぞれの間に小休止がはさまれ、二人の短い会話が挿入されてます。

なにげなーく読み始めたんですが、1話目読みおわったときにはもうすっかりこの世界の虜でしたね。うわーおもしろい!これがあと6話も?と楽しく思ったもんです。いつもならうんざりするだろう、18諸島それぞれの名前だとかそれぞれの領主の名前だとかも気にならなかったし(単にすっとばしたという話)。

すべてが魔物にまつわる話なのですが、各話が微妙~にリンクしていきます。でもこのリンクのしかたがとてもうまい。ほんとにデビュー作ですか?ってくらい。なぜ魔物が生まれるのか、魔物の生まれやすい家系とは、魔物を殺す方法は、魔物を鎮める唯一の方法は……ひとつひとつわかるごとに、いままでの話の不明点が明らかになっていって、このへんはもうぞくぞくしましたね。

最後もきちんと伏線を回収してきれいに終わってました。大変楽しい時間をすごさせてもらいました。


まあひとつ謎があるとすれば、またいつものごとくなんでわたしにこれをAMAZONが勧めてきたのかがわからん、てとこですかね。あいつはいつも謎ですが。まーでも今回も楽しかったし、いいか。

あまり有名でない作品かもしれませんが、ファンタジー好きにも、そうでない方にもおすすめです。

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

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