『草の上星の下』 谷川史子

草の上星の下 (クイーンズコミックス)草の上星の下 (クイーンズコミックス)
谷川 史子

集英社 2008-06-19
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内容説明
結婚してスイスで暮らしていた姉が、突然の帰国。久しぶりに会った姉の笑顔に、心のすみに片付けたはずの‘ある気持ち’が蘇り……。
姉妹の繊細な心の揺れを描いた表題作ほか、心打つ長編読み切り3編を収録。

谷川さんの最新作。
なんというか、やっとここに戻ってきてくださった!本領発揮!!てな感じです。

一時りぼんに連載されてたときとかは、やっぱりどっか無理されてたというか、ハイテンションになっちゃってるんじゃないかとか、そんな感じだったように思います。
繊細な心の移り変わりの描写とか、うふふと笑ってしまうような少しばかりのユーモアが持ち味だと思ってるので…。
最近お姉さん向けの雑誌にうつられて、昔のあの雰囲気を取り戻してこられた気がします。

あの元気な感じが好きだった人もいるでしょうけれど。


今回のこの作品集で一番好きだったのは、「プリズム」ですかねえ。思いを寄せる物理教師にバレンタインのチョコレートを渡すも無下に捨てられ、気落ちしてしかしあきらめずにあとを追うと、実は先生は美人と同棲中であることを発見…!てのではじまる一編。
おとなしくおぼこい女の子が、名前すら覚えてもらってない先生にせめて顔と名前を覚えてもらおうと奮闘する話なんですが、かわいいっす。あとラストのあたりも、あまりありがちじゃなくていい。だいたい卒業式+教師+生徒、って図で来るラストシーンって決まってるけど。これは変にセンチメンタルじゃなくて好きでした。

ほかのもどれもいいんですけどね。最終話「春が来たなら」もベタだけど泣けるし。

久しぶりに谷川さんらしい、少女漫画らしい作品が読めて楽しかったです。

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