「晴れた日は、お隣さんと。」 福田栄一

〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)
福田栄一

メディアファクトリー 2008-06-21
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内容紹介
社会人一年目、新生活に胸を膨らませる奈美が、新居の窓から目にしたのは、なんと全裸の男だった!子供たちを相手に塾を営む元大学教授の増渕は、ちょっと変わったお隣さん。のんびりとした人柄の反面、無邪気で奇抜な行動に驚かされてばかり。家族とは別居、大学を辞めた経緯も不明と、なぞの多い増渕だが、どうやら過去に秘密があるらしく……?

久しぶりの福田さん。
あらすじ紹介が割とショッキングな感じだったので、いったいどんな話なのよ…??とドキドキして読んだところ、普通でした。普通すぎてちょっと気が抜けるくらい。「お隣さんとののんびり茶飲み日和」ってキャッチフレーズがぴったりです。

のっけから全裸で外で水浴びしていた不審な男(しかもおっさん)は、話してみると悪い人ではなく、むしろ好人物な印象で。そこんちで偶然会った男の人は端正な顔しててちょっと気になる存在で。よくよく考えたら今後が楽しみに思えるそんな隣人との出会い。ひとり暮らし始めたばかりで、周りに知ってる人もいなくて、おまけに職場にはどうしてもうまのあわない人がいるーーそんな状況で、そういうなごめるご近所の知り合いがいるってのはどれだけ心に平穏を与えるか。うん、わかるわかる。

まあ全部がうまくいくわけじゃないんですけど。恋のライバルも出現したり、それを横でおもしろがって見物する人いたり。仕事ででっかいミスしてみたり、仕事関係ないけど若気の至りでつっぱしって痛い目見そうになってみたり。

途中ちょっと「脈絡がねーなー…」と思うも、このたたみかけるような事件の起こりようが、そして地味な日常を丁寧に描いたほのぼのした雰囲気が、どっちも福田さんの持ち味であることを思い出してからは、結構ノれて読めました。主人公の奈美がかっこいいキャラだったのも後押ししたかもですけど。この子かっこいいわ~~。もしかしたら登場人物中(もちろん男含む)で一番かっこいいかも。あ、でも友達の佳織も相当か。やっぱルイトモって言葉は真なり?


あとがきに書かれた福田さんのひととなりもおもしろく読めました。ほめてばっかりいないのがまた……。

しかし最近こういうほのぼの系ばっかり読んでいたせいか、今無性にがっつりしたミステリが読みたい気分です。なんかいいのないですかね?クライム系じゃなくて、かつ暴力シーンもなく、適度に笑えるやつ。無理難題言いますが「そんならこれがおすすめ!」ってのがありましたら、教えていただけると幸いです!

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