「吉野北高校図書委員会」 山本渚

〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕吉野北高校図書委員会 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-1)〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕吉野北高校図書委員会 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-1)
山本 渚

メディアファクトリー 2008-08-21
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内容紹介
まじめな進学校の、まじめな図書委員会にだって青春はある――
まっすぐには進めなかった、もどかしい、あのころの日々。
高校生たちの悩み多き青春を、瑞々しく描き出す。
気の合う男友達の大地と大好きな後輩がつきあいだした。彼女なんてつくらないって言ってたのに――。図書委員会でふたりに接するうち、大地への微妙な想いに気づいてしまったかずら。だけどこれは恋ではないと、自分の気持ちにふたをする。一方、同じく委員の藤枝は、そんなかずらへの一途な想いをおさえきれず、苦悩していた。同時に、大地への気持ちに気づかないふりをするかずらの態度に苛立ちがおさえきれず……。図書委員会を舞台に、悩み、揺れ動く高校生たち。まっすぐには進めなかった、もどかしい、あのころの日々。大好きだから、友達だから、生まれてしまうたくさんの葛藤や悩み、割り切れない想い……決して綺麗ではない感情を抱えながら、それでも前に進もうとする高校生たちを、図書委員会という場を通じて描いた作品。誰にでも覚えのある感覚がストレートに押し寄せてくる、そんなまっすぐさを、些細な感情の揺れを描きながら見事に生み出しています。受賞作にくわえ、短編番外編「あおぞら」を収録。

……えーと。
内容紹介(えらい長い)であらかた書かれてしまってるんで、もう言うことあんまりないんですけど。長嶋有さんの「ぼくは落ち着きがない」と似てるのか?と思いきや、だいぶ趣が違っておりました。もっとこう、甘酸っぱい感じ。図書委員がどうたらいうよりも、あの時代の心のゆらぎに焦点が当てられてるといいますか。あとあの年齢特有のかたくなな感じとか、まっすぐなところとか、純粋さなんかも如実に表れておりました。

一番来るのはやっぱり藤枝ですかね。最初の登場シーンは結構アレなやつなのにどんどんいとおしくなって、最後はもうもろ手をあげて応援モードでした。がんばれ藤枝!お母さんがついてる!!(←誰)ってなイキオイで。えぇ。

徳島の言葉で描かれてるのも雰囲気が出ててよかったです。あと挿絵もかわいかった。

ダ・ヴィンチ文庫は創刊まもないですが、精力的に新人作家さんを発掘してるみたいなので、今後もチェックしていきたいと思います!

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    Excerpt: 「センネン画報」の今日マチ子さんが挿し絵を担当している「吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)」。 なつかしくて、楽しくて、切なくて、じれったくて。 読んでいるうちにこんな高校時代を過.. Weblog: 日々の書付 racked: 2009-04-30 02:03