「ctの深い川の町」 岡崎祥久

ctの深い川の町ctの深い川の町
岡崎 祥久

講談社 2008-08
売り上げランキング : 275011

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

内容説明
「何もかもが嫌だ」 四十男が遁走した先は、急行で40分のビミョーな郊外(ふるさと)。誰も待つ人のない故郷で、タクシー運転手となった男の閉塞的な日々をユーモラスに描く。『群像』掲載を単行本化。

これなんで読もうと思ったんだっけ。
たしかBK1の「9月のおすすめ本」だったような……というくらいの感じで読んだ本なわけですが、うーん、なんか奥の深さを感じさせる作品でした。んでよーく考えたら岡崎さんの本ってこれが初めてじゃないや。「首鳴り姫」とか「秒速10センチの越冬」とか過去に読んでました。にしては感想書いてないな…と思ったら、そうだその時もなんか何書いていいかわかんなくて放置してそれっきりだったんでした。
てわけで、今回も何書いていいかこの時点で分かってません(前置き長い)。

それまでの人生の何もかもが急に厭になった男が、郷里に帰ってタクシー運転手をするというそれだけの話です。で、運転手やってる時に出会った同僚や客や昔の知人と会ってあれこれ……てな風に進んでいくわけですが、なんていうか主人公がびっくりするくらい変わらないというか。そりゃ40にもなったらそう簡単に人間変わらないと思いますが、それにしても何にも動じないなぁというか。過去の同級生に「あんたは大物だ。こんなところでくすぶってる場合じゃない」って言われてますが、そういうところが見込まれてるのかなあ。
そんな話がおもしろいのかよ!?と思われるむきもいらっしゃるでしょうが、なんかもうそこまで話が動かないと逆にそこがおもしろいというかなんというか。楽しみ方間違ってるかもしれませんが、わたしはそんな風に楽しみました。

ああ、あとお客さんの数学者が話してた2の0乗はなんで1になるのか、って話はすごくためになったし(ていうか正の整数の0乗が1になるっていうことすら忘れていた)、<セクシーなひよこのギャラリー>のくだりは笑いました。やっぱなーなんか変におもしろいんだよなー。

と、まるでためにならない感想をぐだぐだ書いてしまいましたが、それでも読むのに迷ってる人は角田光代さんが「今何してる?」だったかな、に「首鳴り姫」の素敵な感想を書いてらっしゃるので、それを読んでから決めてもいいかもしれません。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック