「店じまい」 石田千

店じまい店じまい
石田 千

白水社 2008-09
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内容説明
腹ごなしにおばちゃんたちの店のまえまでこいでいく。のれんも看板も消えて、間口のひろい、ふつうの家になっていた……。あの店この店…その不在の光景の数々を、瑞々しい感性と豊かな言葉で紡ぐ。

待ってましたの新刊です。読み終わるのが惜しくて、毎日ちょっとずつ読んでました。
でも今検索してみたらそんなに寡作な作家さんでもないんですよねえ…今年でもこれ4冊目だし。なんでなかなか出ないイメージがあるんだろうか。初期の刊行ペースが遅かったのか?

まあそういうはなしはおいておいてと。

今回は閉店する・した店の数々とそれにまつわる石田さんの思い出について描かれた作品集です。当然のこと(?)ながら、閉店するお店ってのは小さい個人商店が多くてですね。そう、現在でっかいショッピングセンターとかに幅をきかされて、撤退を余儀なくされるようなそんなお店たちです。昔補助輪を取ってもらった近所の自転車やさんだったり、お父さんがよく背広を仕立てていた洋品店の話であったり、やさしい犬が近くにいて、通うのが楽しみだった銭湯だったり……で、そういう思い出深いお店が全部潰れてないというね。なんだか読んでてこちらも切なくなってしまうような、そんなお話ばかりです。
またその切なさの描き方も絶妙ですから!押しつけがましくなくしつこくなく(料理の感想?)、けど心がふるえてしまうようなそんな感じ。

今回は特に石田さんの淡い恋の模様も描かれてて、そこもよかったです。その「ボブとミッキー」の章は読んでてちょっと泣きたくなりました。

あー読み終わっちゃったのが残念だなあ。次のが出るまで繰り返しちょこちょこ読むか……

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  • 「店じまい」石田千

    Excerpt: 店じまい 石田 千 JUGEMテーマ:読書 手芸屋、文房具店、銭湯、自転車屋......あなたの町にもきっとあった、あの店この店。本書は、日常のふとした瞬間に顔を出す懐かしい不在の光景を.. Weblog: ナナメモ racked: 2008-12-10 23:03