「屋上ミサイル」 山下貴光

屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
山下貴光

宝島社 2009-01-10
売り上げランキング : 4812

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

内容(「BOOK」データベースより)
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの―日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。

このミス大賞受賞作です。同じ香川県出身、てことで気になって読んでみました。

いろんなところで言われてますが、ライトな伊坂さん、てな感じ?
言われなきゃ気付かなかったかもしれませんが、確かに設定がちょっと「終末のフール」っぽい。
アメリカの大統領がテロリストに捕まって、あと数日で世界にミサイルが発射されるかもしれない…という状況で、それでもある程度のんきな状態の日本の首都近辺が舞台です。

そこの高校で偶然屋上につどっていた…という理由から、リーゼントの不良・国重に無理やり「屋上部」を結成・加入させられた4人(国重含む)。そんな4人がつぎつぎとトラブルに巻き込まれ、ときには自分からつっこんでいき、いろいろと解決したり楽しんだりするお話です。

会話のテンポも物語のテンポもよく、すいすいと読めます。特に会話は秀逸。
ところどころでくすりと笑わされます。
事件はね…そんなうまくいくかよ!とかご都合主義じゃね?というところも、まぁあるんですけど。ミステリと思わずに読めばそんなに気にならないかな~。え、それじゃだめですか?
わたし、ミステリそっちのけで恋愛部分にのめりこんでたから余計にそう思えるんでしょうか。あと普通の青春小説部分に。このミス読んでる意識がうすかったですね。
普段恋愛小説たいして興味もってないのに、今回なんでこんなだったのかは自分でもよくわかりません。まあキャラがよかったってことですかね。

ほんとにキャラはそれぞれいきいきしてていいです。
主役4人はもちろん、辻尾弟とか、辻尾両親だとか、あとテレビに出てくる人も。加藤だっけ?(←すでにうろ覚え)あの人もよかったなー。すっごいいそうだもん。きっとこの話読む人は、誰しも自分の中の加藤(確か)にあたるリアル人物を思い浮かべながら読むんだろうな。

それぞれの事件の解決も気になりましたが、土台にあるアメリカ大統領の話が最後どうなるのか。それも話に緊迫感を与える効果になっててよかったと思います。ラストもね。きゃーって感じでね、よかったですよ。ふふ(謎)。

最初にもいいましたが、作者はとても伊坂さん好き、もしくは影響を多大に受けていると思います。でも山下さんのいいところもいっぱいあると思うので、今後はその自分のいいところをもっともっと伸ばしていってもらいたいと思います。二番煎じなんて言われないようにね!期待してます^^

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのトラックバック

  • 「屋上ミサイル」うまいけれど、特に凄くもない

    Excerpt: 「屋上ミサイル」★★★ 山下貴光 著 「“このミステリーがすごい大賞”がどれだけのものか、 確かめたくてまたいつものように ネットで購入、 早いと翌々日には読んでるからね」 .. Weblog: soramove racked: 2009-03-28 00:08
  • 『屋上ミサイル』(山下貴光) 【感想&書評】

    Excerpt: 屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)山下貴光宝島社 2009-01-10売り上げランキング : 1628おすすめ平均 Amazonで詳しく見る 本の内容 美術の課題の... Weblog: Book A GoGo!!! ~本の読書感想ブログ~ racked: 2009-04-14 17:16