「秋期限定栗きんとん事件 下」 米澤穂信

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
米澤 穂信

東京創元社 2009-03-05
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内容(「BOOK」データベースより)
ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。

とうとうやっちまいました。…ダブり買い。
だって普段は東京創元社の本なんか一冊も入荷してない近所の本屋(漫画は大充実)が、これだけは入れてくれてるんですもの!しかも一冊だけ。買わずにおれますかってんだ。
というわけでさっそくうふふと読みふけっておりました。あさって返さねばならん図書館本もあるというのに。ああ。

結論からいうと、まあ落ち着くところに落ち着いたかなと。紆余曲折はありましたが。
でもちょっと意外なところもあったりして、展開が読めないつくりでもありました。…連続放火事件のところはほんっとうに意外でびっくりもしました。まさかねえ。そうくるとは……。

前に他のブロガーさんに、「米澤作品はどれもこれも黒いですよ」と言われてちょっとびっくりしたんですが、なるほど確かにこりゃ黒いわと。黒いっていうか、絶妙な後味の悪さがある?そんな感じかな。

今回は見所がふたつあって、連続放火事件と、小鳩くんと小佐内さんのそれぞれの恋愛模様が描かれているわけなんですが。後者がやはりメインですかねえ。ファンとしては。小佐内さんの意外(?)な不器用さとか、好感が持てました。わたしとはあまり似てるところないなと思ってたんですが、この変な方向に努力するところにはシンパシーを感じましたよ。お互い苦労するよね…
かわって小鳩くんはなー。ヤダ、こんな男子。の一言につきます。いろんな行動やら言動が鼻につくというか。上から目線が腹たつんですかね?前からこんな人だったっけ?ってくらいイヤなキャラになってませんか、彼。でもイヤなんだけど、こんな人だったらもっと世の中生きやすいのかもなという気もしないでもなかったり。
しかしそんな小鳩くんが意識し始めた「あのこと」が、今後どんな風に物語に関わっていくのかが楽しみです。

おもしろかった。けど待ちましたね。シリーズ最初からの展開がもうわからんですよきれいさっぱり。
まず前の忘れに忘れきっている「夏期限定トロピカルパフェ事件」が読みたいわけですが、いったい本棚のどこにあるのか皆目見当もつかん!
買うか?(またかよダブ子!←みんなの声)

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