「今夜も宇宙の片隅で」 笹生陽子

今夜も宇宙の片隅で今夜も宇宙の片隅で

講談社 2009-07-01
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内容説明
「ネットにアクセスしてる時って、無限の宇宙空間にほうりだされた小さな星になっている気がしない?」 休載中の人気漫画「惑星5」のファンたちが、ネットとリアルでつながっていくさまを描く連作短編。

笹生さんの作品は、読み始めたとき後悔するものが多い。
平凡・善良な男子中学生が興味とノリでヤバいクスリを買おうとしたら、その売人が過去の悪い同級生で…とか。
ネットの裏学校掲示板(?)でイタイ女さらしてて、ノリでオフ会開こうとしたら参加者が言いだしっぺとイタイ女だけだった、とか。
どどど、どうすんのよその先!?なんかイイ風に転がるとは到底思えないんすけど!?という匂いがぷんっぷんするんですよ。
……ま、結論からいうと、そういうのは杞憂に終わるんですけどね。

どの話にもどこかしらにきらりときらめく一文があったりするので、薄いけれども妙に心に残ってしまう…そんな作品集だと思います。

しかし最近の中高生ってすごいんだなと。いつも笹生作品を読むと思います。
かなりタフだったりかしこくないと、うまく学校生活送ってけないんじゃないかなと。
わたし自身はボーバクとしてましたが…ああそんなにうまくやり抜けられなかったのはそのへんに原因が?
むかしっからあの時代の世渡りはむつかしいってことでしょうか。
大人になっても全然うまく泳げてないわけですが……その片鱗は小さいころからあったんだなあ…
(↑気づきの瞬間)

で、話を戻しますと。
この作品ではそういう、うまく人生わたってってないヒトも結構出てきてます。
そして別に話が進むにつれて、真人間になってるとかではないんですが。読んでてこちらが元気になれる気がするのはなんでなんですかね??
こいつがこんなんだからあたしも大丈夫!とか、そういうことでもないんですよ。不思議だなぁ。

なんとかなるよきっと。

この作品の何がそう思わせてくれてるのか。最近鈍った(最近か?)アタマではよくわかんないんですが。
少なくともわたしは、この話を読んでなんだか救われたような気がしたのでした。

読む人によって違うんでしょうけどね。
いや、でもわたしはいい作品だと思いました。おすすめです。

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