「戦友の恋」 大島真寿美

戦友の恋戦友の恋

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-11-27
売り上げランキング : 318866

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

内容説明
「友達」なんてぬるい言葉じゃ表現できない。「戦友」としか呼べない玖美子。彼女は突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。彼女がいない世界はからっぽで、心細くて…。喪失と再生の物語。『野性時代』掲載を単行本化。


あけましておめでとうございます(遅)。そしてずいぶんお久しぶりです。
書こう書こうと思いつつ、いつの間にかこんなところまで来てしまいました…(遠い目)。

相変わらずな人生を歩んでおりますが、とりあえず今年の目標としては、毎日はあたわざれど最低でもいい作品にあたったときには更新していきたい、と思っております。
とか言っておいていきなり無期限休止とかぶちかますかもしれませんが…あれこれ前にも言ったっけ。
まあいいや。そんな感じでひとつ。

しばらく書いてないもんで、文章がいつも以上に変だと思いますが。こちらが慣れるまで我慢していただけますと幸いです。

今年はじまって一週間経つわけですが。
ここんとこ読んでよかったのを挙げるとなると、やっぱりこの作品ですかね。
大島さんというと喪失と再生の物語書かせると右に出るものなし、なイメージあるんですが、この作品も期待にたがわずよい話でありました。
ただの友だちじゃない、戦友ってところがいいよね。
そんな友だち、いますか?わたしにはいます。
この作品のふたりみたいな関係じゃないけど、遠くに住んでるんだけど、お互い同じ敵と戦った過去があって、ボロボロな状態から這い上がって。今もまた別々の敵と戦ってて、時折顔を合わせる機会には互いの健闘を讃えあう…みたいな。…なんかよくわからんと思いますが。あいつが頑張ってんならこっちも負けるわけにはいかんだろうという力をもらえる相手であり、そして誰よりも幸せを願いたいひとでもあります。

だからわたしは、その子と自分の関係性をダブらせながらこのお話を読みました。
思った以上にへビィだった……もし自分がこの主人公の状態だったら、と思うことが。もうそう思うだけで恐ろしくてどうにかなりそうで。
このお話自体は、そう暗い感じのものではありません。むしろ明るめ?淡々と、戦友の玖美子が生きていたころの話や、主人公・佐紀の仕事のようす、元恋人との語らいが描かれています。…そしてその中に何箇所か、佐紀の哀しみで真っ暗でどうしようもない気持ちがさりげなく挿入されていたりして。この塩梅がまた絶妙。
大島さん、うまいなぁ…とうなりました。

深い悲しみを癒やすのは、日常と、人と、もしかしたら仕事。あと、記憶もあるいは?

かる~く読める話なんですが、いろいろと考えさせられます。あと前の作品である「ほどけるとける」と相当リンクしてるようなので、そちらを再読してから、また読みなおしてみたいです。





戦友の恋
角川書店(角川グループパブリッシング)
大島 真寿美

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • 大島真寿美『戦友の恋』

    Excerpt: 戦友の恋著者:大島 真寿美販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)発売日:2009-11-27クチコミを見る 喪失と再生と、歳月の跳ね返り方。 内容(「BOOK」データベースより) 佐紀もそろそ.. Weblog: 時折書房 racked: 2010-01-31 07:11
  • 「戦友の恋」大島万寿美

    Excerpt: JUGEMテーマ:読書 「友達」なんてぬるい言葉じゃ表現できない。「戦友」としか呼べない玖美子。彼女は突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。彼女がいない世界はからっぽで、心細くて、でも、それでも生き.. Weblog: ナナメモ racked: 2010-03-22 21:33